パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

脳よだれ展2023 in スパイラル

2023年10月27日 | アート・文化
博報堂プロダクツのフォトグラファーと博報堂のアートディレクターが1対1でペアを組み、自由に作品をつくる「本能に訴えかける写真展」です。
場内にあったAI「脳よだれくん」へ手持ちの写真をアップロードすると、脳よだれを噴出します。
よく分かりませんが、何となく楽しかった(棒、ぐらいでよろしいかと。
クライアントの要望を反映させる仕事ばかりで、フラストレーションがたまったクリエイター社員の息抜き、と考えてもよさげなような・・・

江戸時代の美術─「軽み」の誕生 in 出光美術館

2023年10月20日 | アート・文化
江戸時代の画壇主流は狩野派。その繁栄の礎を築いたのが狩野探幽。
その探幽が絵画の心得について後水尾天皇に対して「絵はつまりたるがわろき」と有名な言葉を残したそうです。
「つまりたる」とは「詰まっている」の意味で、一枚の絵の中に何でも詰め込んで描くのではなくて、余白・ゆとりが必要と言う事だそうです。
この考えは、文芸ー俳句にも広がり、「軽み」を求めた松尾芭蕉にも通じると。
俳句にした親しんだ江戸琳派の祖、酒井抱一の作品にもその影響があると。
狩野派ー俳句ー江戸琳派の3段論法(こじつけ?)企画展となっています(笑)
それはそれとして、探幽、芭蕉、抱一の良品を中心に周辺作家の良品も鑑賞できるので、眼福でありました。
芭蕉の直筆を見れたのは、貴重でした。