パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

「燕子花と紅白梅」 at 根津美術館 in 青山

2015年04月28日 | アート・文化

毎年GW中に公開される尾形光琳の傑作、「燕子花図屏風」国宝です。 今年は、MOA美術館が所蔵する同じく同じく国宝「紅白梅図屏風」の同時展示です。56年振りのコラボだとか。 と言う訳で、琳派、必見です。 琳派の凄いところは、奇抜なデザインでビックリすると同時に、きわめてシンプルな図柄もある事です。 そして、奇妙な事は、弟子によって受け継がれた画派ではないところです。俵屋宗達が始祖で、その後、尾形光琳、酒井抱一と続きますが、その間、それぞれ数十年のブランクがあります。その精神を受け継ぐ師弟関係という所でしょうか。 この光琳の大胆なデザインには、元ネタがあります。着物の文様です。 光琳の実家は、京都で有名な呉服問屋でした。 「紅白梅図屏風」の波の形、クリムトがパクってますね。 で、今回の展示会で珍しかったのは、西洋人が多くいたことです。観光立国、円安ってのは分かるけど、これほど、美術館に外人がいること自体が珍しい。 琳派ってそんなにメジャーなのか?海外で。いやクリムトのせいか?
 


片岡珠子展 at 東京国立近代美術館

2015年04月26日 | アート・文化
この極彩色、ヘタウマの絵。絵からエネルギーの放出を感じます。
彼女は、対象を観察をし続け、繰り返しデッサンを行い、その背景の研究を行い、その上でこの絵となったのです。
そのエネルギーの強さは、まるでゴッホの様。

私が思うに、近年、日本画と西洋画の違いは絵の具でしかありませんね。岩絵の具か油絵の具か。

小林古径が「この下手くそな絵を描き続けなさい。何度も書いてゲロを吐いても書き続けなさい。そのうち、自分の絵が嫌になる。そこから自分の絵が変わる。少しずつ。」と激励したそうですが。やはり、巨匠は違いますね。見抜いていいらっしゃる。

後年は、裸婦をよく描きますが、富士山は永遠のテーマであった様です。
晩年までその衰えを感じさせない創作意欲と創造性、イノベーション性。
何事もモチベーションと抱くと言う事は、年齢に関係ないのですね。




ミリメシ!

2015年04月23日 | グルメ
ミリタリー飯、略してミリメシ。
自衛隊では、戦闘糧食と言います。

防災備蓄品、一斉放出。食べるのも防災訓練の一つとか。(「炊き出し訓練」と言ってました。)

ご飯は、アルファ米。お湯で戻します。
サバ缶と卵スープも支給されました。
しかし、賞味期限切れ、二年超。今のところ身体に異常なし。

アルファ米は、温かいウチは、食べれます。ゆかり付き。

おかずがサバ缶だけでは、さみしいので、援軍を投入。
埼玉県内最強のスーパー、マルエツで買った「野菜の炊き合わせ」を追加。

これで昼飯としては、最強の布陣が出来上がりました。
フフフ。食の軍師、諸葛孔明とは、このオレ様の事よ。アーッハッハッ!
この戦、貰ったァ‼

小林清親展 at 練馬区立美術館

2015年04月22日 | アート・文化
最後の浮世絵師と言われています。
明治初期、文明開化によって、急激に変わる東京を描きました。歌川広重の「名所江戸百景」みたいなものです。
光線画と言われる浮世絵です。
こうなると、洋画に近いですね。遠近法まで駆使して、光と夜がハッキリと分かります。
この人は、非常に多才な人で、浮世絵で一世を風靡した後、新聞紙上で風刺漫画家として人気を博します。その後日本画を描きます。

その浮世絵師としての集大成が「ネコと提灯」もはや絵画です。
日本画家としては珍しく、水彩画を行っています。その当時、洋画家でも滅多にしないことを。
そして、ライオン。明治17年の作品です。その頃ライオンは日本に来たそうですが、彼が見ることはなかったろう、と言われています。
つまり、何かの模写ですね。これも日本人画家としては初めてだろうと。ライオンを描いた事が。

非常にユニークな立ち位置にいた画家ですね。浮世絵師を越えて。
入場料800円だから、お徳だと思います。前庭は幻想美術動物園だし。

    

練馬区立 美術の森 緑地 at 練馬区立美術館

2015年04月20日 | 日記
去年の9月にここ、練馬区立美術館の企画展示「あしたのジョー展」以来、久しぶりの訪問。
そうしたら、何と、美術館前の庭がこんな事に。
20種類・32体の可愛い像。
なるほど、幻想美術動物園ね。
芝生は未だ養生をしている最中なので入れませんが、行く行くは、子供達の楽しい声が聞こえてきそうです。
練馬大根=ダサい、どうせ西武線、しかも池袋線だし。と甘く見ていました。
練馬区、クールね。
練馬区民の皆様、申し訳ございません。
例え、ウマの足が練馬大根であろうとも。