パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

棗(なつめ)にまつわるエトセトラ at 東京国立近代美術館工芸館

2019年01月30日 | アート・文化
棗(なつめ)とは、茶道具のひとつで、抹茶を入れる容器のことです。
クロウメモドキ科の落葉高木、ナツメの実に似ていることから、この名前が付きました。


掌の中におさまる大きさ、軽さや手触り等々制約があればあるほど創造力を発揮するのが世の常。千利休の時代から現代まで、様々な形の棗が展示しています。

こういう小さい造形物、例えば七宝焼きや根付等小さい物を見ると、その細かな装飾に引き込まれてしまいます。

棗以外にも工芸品の展示がありますが、このスライドショーは棗中心に作成しました。
展示物は、一部を除き撮影可です。

工芸品の名称は漢字変換するのが難しい字が多いので、テロップは省略しました。
知りたい方は、工芸館へGO!

絵画のゆくえ2019 FACE受賞作家展 at 損保ジャパン日本興亜美術館

2019年01月26日 | アート・文化
損保ジャパン日本興亜美術館が主催する公募コンクール『FACE』
年齢・所属を問わず、真に力がある作品を公募しています。


今回は、FACE2016からFACE2018までの3年間の「グランプリ」「優秀賞」受賞作家たち11名の近作・新作約100点を展示しています。
撮影可です。

現代アートを観て感じることは、女性のパワーです。
オリジナリティ、創造力、バイタリティは女性の方が強いのではないか?
吉本興業も女芸人の方が長続きしているし。(笑)

話は変わって、いろんな場所で様々なコンクールが行われることは良い事。こうやって、美は次世代へと継承されなければいけないな、と思っています。

何故なら、古代から現代まで、時代を超えて様々な美術品を我々が鑑賞できるのは、継承されているからです。
微力ながらも、こうやって紹介することで、美の継承の手助けになれば、と思っております。(;^ω^)


イケムラレイコ 土と星 Our Planet at 国立新美術館

2019年01月23日 | アート・文化
70年代からヨーロッパを拠点に活動している彼女の集大成とも言える展示会。


約210点もの作品は、簡単に言い表せないほどバラエティに富んだ表現と深み・・・と、お世辞としては言うものの、これは展示している空間を含め、インスタレーションとして鑑賞すれば納得できるかも、と言うのが正直な感想。
現代アートをどう鑑賞するのか?こんな程度です、オジサンは。

絵本にみる日本画 at 佐藤美術館

2019年01月19日 | アート・文化
絵本の「挿絵 and 日本画」で連想すると、「いわさきちひろ」を真っ先に思い浮かびます。
これは、絵本作家ではなく、日本画家による作品展示です。
画家が手掛けているとは知りませんでした。
当然、大人も鑑賞に耐えうるほどの作品です。
むしろ、子供にこそ、本格的な絵画を鑑賞させなくてはいけませんね。情操教育としては。
展示している4人の画家(秋野不矩、朝倉摂、岡村佳三郎、福井江太郎)は、第一線の方々です。

国宝 雪松図と動物アート at 三井記念美術館

2019年01月16日 | アート・文化
毎年恒例の雪松図屏風ですが、いつ見ても円山応挙の画力には只々嘆息つくばかりです。


題名通り、動物にまつわる展示物は可愛いだけでなく、さすがは三井財閥、質は一級品です。

円山応挙後年のスポンサーが三井家と言う事を初めて知りました。
応挙は、江戸時代中期~後期の絵師で、京都にて「円山派」の開祖でもあります。
当時としては珍しい「写生」を基本とした画で、そこに日本画独特の手法を加味した分かりやすいというか、観やすい画です。
草木の描き方は琳派っぽい気もします。


その他、香合の展示が充実しています。また、超絶技巧、在置物のミニチュアもあります。こういう小さくて手の込んだもの、好みです。