パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

マティス 自由なフォルム in 国立新美術館

2024年03月29日 | アート・文化
色彩の魔術師とも称されるマティス。
マティス = 切り絵の印象を持っている私としては、うってつけの展示会でした。
大病を患った後、筆を保つ事が難しくなったマティスは、助手がガッシュで塗った色紙を切り抜いてピン留めして、レイアウトを決めて完成と言う、切り絵に終始します。
「手抜きなんじゃないか?」と思てしまうのですが、その色彩、形、レイアウトは今で言うインスタレーションの様です。
マリメッコのウラニッコ(ポピー)の様にポップで軽やかな所、親しみを持てます。

そして最後はマティス芸術の集大成、ヴァンス礼拝堂。
その下準備作品と礼拝堂の再現。じっくり堪能させていただきました。

去年、東京都美術館で行われたマティス展よりもテーマが絞られている分、満足度は高かったです。
撮影できる箇所もありますし。
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印象派 モネからアメリカへ in 東京都美術館

2024年03月22日 | アート・文化
メリケン国、マサチューセッツ州にあるウスター美術館(約4万点収蔵)の内、印象派コレクションを展示しています。
本家、おフランスは元より、ヨーロッパ各国及び自国の印象派作家の作品を紹介しています。

突然ですが、「2001年 宇宙の旅」の作者でもあるSF界の巨匠、アーサー・C・クラークがこう言いました。
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」
私はこの展示会を見て、こう思いました。
「十分に発達した印象派風景画は、どこの国なのか見分けがつかない」
どこがメリケン国なのか?フランスと変わりないやんけ、と(笑)
これがシカゴですからね。ギュスターヴ・カイユボットの絵みたいです。


メリケン特有の、大味で大雑把な作風が確立する前の印象派にハマっていたヤンキー作家の歴史的証拠、と言えなくもない様な。

フランス以外の国で印象派がどの様に普及していったのか?も勉強になりました。
ただし、日本の洋画家の作品が15%ほど展示しているのが自分的には減点項目かなと。しかもウスター美術館蔵でもありません。
黒田清輝を始めとする洋画家は、なんちゃって印象派の外光派ですから。

自分的に印象深かったのは、ジョルジュ・ブラックです。
キュビスムを創造する前は、フォーヴィスム(野獣派)だったのか、と。


あとですね、ウスター美術館だからと言って、ウスターソースを販売しているのは、ジョークのつもりなのかと。



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椅子とめぐる20世紀のデザイン展 in 日本橋髙島屋

2024年03月15日 | アート・文化
高島屋は「シャルロット・ペリアン展」(1941年)、「ル・コルビュジェ、レジェ、. ペリアン三人展」(1955 年)の開催から始まり、高島屋は度々家具のデザイン展を開催しています。家具と高島屋は深い関係があるのでは?と思っているわけです。

1920年代から現代まで、デザインの潮流について素人には分かりやすい解説と共に展示しています。
あまり知られていない(椅子は興味がない人が多い?)せいか空いていましたし、期待値120%の展示会でした。

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永野護デザイン展 in EJアニメミュージアム

2024年03月08日 | アート・文化
永野護は、アニメのメカニックデザイナー・キャラクターデザイナー・漫画家。
1984年、テレビアニメ『重戦機エルガイム』のメインデザイナー(メカとキャラクター)に抜擢される。当時24歳。
従来のデザインを打ち破った斬新さで衝撃を持って登場しました。
それから30年。今も第一線で活躍中の、その集大成がこの展示会です。


設定資料、イラスト原画の展示、が大半ですが、それで済まないのが永野護(笑)
3月10日発売のDESIGNS 7の一部をお披露目しています。
「ビデオ化しない」と断言した「花の詩女 ゴティックメード」の一部、ガイぜリンの出撃シーンが上映しています。
「Fool For The City」の原画もありました。
結構ボリュミーな展示でした。
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出久根育展 チェコからの風 in 吉祥寺美術館

2024年03月01日 | アート・文化
絵本画家としてデビュー。2002年にプラハに移住。
日本とチェコの間で活躍中です。しかし、自分、チェコの文化を知らないので、その価値が分からないので残念です。
初期は吉岡正人の様なシュールな絵を描いているなァ、と思いました。

近年は、いわさきちひろの油彩画版という感じで、可愛らしくて鑑賞しやすかったです。
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