パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

驚きの明治工芸 at 東京藝術大学美術館

2016年09月28日 | アート・文化
日本人は、ハードウェア、特に素手で触れるものを作らせたら、歯止めが利かない。その良い例を一同に見ることができる展示会です。
嗚呼、変態ニッポン万歳!

どうやって作ったのか?未だに分からない部部もあるのがこの時代の特徴です。
特に有名なのが自在置物。手足等がリアルに動きます。
  

鳳凰。これは珍しい、下絵です。
 

この竜は3mあります。天井から吊っています。


金属製の置物。


他にも木工芸
   

陶器
 

七宝焼き
 

金属加工


素材は何だっけ?忘れました。等々、超絶技巧をあらゆる製品から鑑賞できる、良い展示会ではないかと思います。

クイック ボイル ボトル サーバー 5TI-KBS500

2016年09月25日 | 家電
「ボイル ボトル」言いにくい、ややこしい。
これは、湯沸かし器です。
ペットボトルを直挿し。コップ1杯分(150ml)のお湯がすぐ沸きます。
また、常温水のまま、吐出も可能です。


これからは、温かい飲み物が恋しくなる季節へと移っていきます。
現場事務所は、アパートやワンルームを利用するのですが、ガスの契約はしません。
従って、電気の湯沸かし器が今後必要になるだろうと。
コンパクトなものを色々探して、見つけたのがこれ。

吐出口は折れ曲がります。


足を広げる事により、安定して使用できます。


袋が付属しています。持ち運びに便利、と言うか、小さくて収納に苦労します。


電源スイッチがありません。プラグの抜き差しで電源ON・OFFをしなければなりません。

湯沸かし温度は90度と謳っています。実際、非接触温度計で測りました。
水温は60度ちょっと。大いに差があります。まあ、こんなもんでしょう。こんな小型な物ですから。


利用する前に十分に掃除しろ、と言う事で、ペットボトル2本分の水を使って洗浄しました。
給湯と常温水のボタンを交互に押すの事ですが。

しかし、まだプラスチック臭がする。

エッシャー展 at そごう美術館

2016年09月22日 | アート・文化
エッシャーの父親は土木技師で、本人は建築家になるつもりだったそうです。建築の授業で版画を知り、虜になったと。
ちょっと変わったパースは、ここから来ているのでしょうか。
 

パターンの繰り返しが段々変化するのが好みの様です。
「メタモルフォーゼ」と言ったかな?確か。
 

日本では、1970年、少年マガジンの特別企画で紹介されたのが初めてだとか。
丁度、その号は、あしたのジョーが連載中で、力石徹との戦いの最中で、150万部という大記録を達成した号でもあります。
エッシャーは幸先の良い始まりでしたね。
しかも少年にウケたと。
これがその後、長く続くエッシャー人気になったのですね。
少年マガジンの表紙を飾ったのがコレ。


アイデアと構図は面白いですね。
当時の評論家は、「芸術としては批判的」だったそうです。
しかし、科学者や若者にはウケたそうです。
私も当時の批評家に近いかも。

雑誌や本で見る分には面白いでしょう。
しかし、壁に飾られて、実物大の絵と対峙して鑑賞すると、美術かな~?と感じてしまいました。
大体、私は版画や浮世絵にそれほど興味はありません。
ああ、すみません、ネガティブな事を。(笑)

立体模型もあります。
エッシャーのあの矛盾した絵を再現したもの。
と言っても、ある一点から片目で覗く(二次元で覗く)場合のみ再現するというものです。
ちょっと、難しいですね、錯覚起こすのは。
  

 

ダリ展 at 新国立美術館

2016年09月19日 | アート・文化
メチャ人気ですな。
殆どの作品を後列から覗いていました。
しかし、見応えがある展示会です。
ダリの生涯を一望できます。



有名人ですから、数多くの研究・批評がされています。
当然、素人の私がエラそうなこと言える立場ではありません。
と言うわけで、極々個人的な感想を。

ダリの絵を見ると、「この絵の意図は何か?」等、哲学的な思索に耽ってしまいそうですが、それは、ダリが狙った罠に落ちたようなもの。
この人、そんなに深く考えていません。確かそう言っていたハズ。だから気楽に見れば良いのです。エンターテインメントとして。
 

それでも、彼の画力は凄いです。デッサンを見ると分かる。
また、古典芸術を尊敬していますね。特にフェルメールを。
と言うわけで、基礎がしっかりしている上で、このような絵を描くのだから、評価されると。

画像下に描かれている画家は、フェルメール。その斜め右奥の小さな子供がダリ。


子供の頃から描き始め、絵画学校に通う前は、普通に描いていました。印象派ぽかったり。
絵画学校の寄宿舎が相当、アバンギャルドだったらしく、こう言う絵を描き始めた様です。
 

広島・長崎に落とされた原爆に大きなショックを受けたそうで、その後、科学を追い求めた画家になったと。


傾いた顔の中に描かれた飛行機、エノラ・ゲイです。


ファエロへの敬愛と原子物理学の融合がこれ。


奥さん、ガリが強烈にサポートしていたのでしょう。
お金やマネジメント、絵画販売を彼女が一切引き受けていたらしいです。そのおかげで、自由奔放に作品作りに没頭できたのではないかと。
色々な分野に手を出しています。本の挿絵、舞台設定、映画の背景、自筆とか。


ダリを研究するには、膨大な時間がかかるのでしょう。

松聲閣 in 江戸川橋

2016年09月14日 | まち歩き
前回、「"刀剣乱舞"と言うオンランゲームのおかげで、講談社 野間記念館がギャルで溢れかえっていた」と言うお話の続編です。
永青文庫が国宝を含む刀剣の展示会をしています。それにちなんで、この地域一帯がこのゲームとコラボしました。
当然のごとく、本丸の永青文庫は超混みでした。4階から下りながら閲覧するのが永青文庫の展示方法ですが、2階から大渋滞。
後列から見れば、列に参加する必要はありません。勿論、そうしました。
刀の何処をどう見れば良いのか?分かりませんから。


永青文庫を出て、その下は松聲閣(しょうせいかく)と言う施設があります。
旧熊本藩細川家下屋敷の跡地で、文京区と提携、今年1月にリニューアルしました。
そこで、歌仙兼定の等身大パネルと描き下ろしイラストが展示されています。


これを撮影するために、行列作っています。
  

東京のど真ん中、貴重な自然を残した風光明媚な庭園に・・・。
静かに鑑賞したいものですな。
 

しかし、文京区は、あざといのであった。
「文京区」という名前にあるまじき行為。(笑)