横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

FOSS4G 2011 Tokyo コミュニティデイ

2011年11月18日 10時13分47秒 | OSGeo/FOSS4G

昨年同様、FOSS4G Tokyoは、初日(11月6日)をコミュニティデイと称して、OSGeoに留まらない、ジオっぽいコミュニティとの交流をテーマとして企画される。

 今年も会場は東大駒場第二キャンパス
 今年のポスターもすばらしいできばえ。この辺のクリエイティブは、本家FOSS4Gカンファレンスもかなわない!?

 今年の海外からのゲストは、日本のOSGeo”史上初”のアジアのOSGeoコミュニティからお招きした。具体的には、韓国支部代表のSanghee Shin氏、フィリピン支部代表のManing Sanbale氏、インドネシア支部代表のFrans Thamura氏の3名である。

 これまで、日本からはアジアの支部がどのようになっているか、どんな人が活躍しているのかをほとんど知ることがなかった。10月28日のFOSS4G Koreaへの参加は、最も近い隣国との、おそらく長くなるであろうお付き合いの第一歩であり、そしてこの日本での韓国、フィリピン、インドネシアの支部代表集合が、OSGeo史上初めてのアジア内の交流開始になった。

 アジアからのゲスト達(左からFrans, Maning, 韓国のHa, Shinの各氏)

 東京大学CSISの協力をいただいているため、会場には、毎年このすばらしい場所を利用することができる。心から感謝である。
 いつも思うが、すばらしい会場
 せっかくの日曜日であるが、あいにくの雨になってしまって、来場者の出足はやや遅め。


 最近、私に限らず、ジオ系のコミュニティへのMac率(というかApple率)の上昇は半端ではない。特に、昨年秋に11インチのMacBook Airが発売されて以来、一気に普及した感がある。今回も、プレゼン発表者の少なくとも7割くらいがMac利用になっていた。
 最近やたらとユーザーが増えているMacBook Air

 お隣韓国の支部の歴史や活動状況を聞いていると、日本との共通性が随所に見られる。運営する立場から見ても、少数のアクティブな人にずっしりとのしかかっている(逆にその人の事情で活動できない場合には、支部活動自体が眠ってしまう)というのは、まさに共通課題だ。
 韓国支部代表のSanghee Shin氏による基調講演。韓国支部の歴史と活動内容の報告

 コミュニティデイ活動の楽しみの一つは、皆で食事をして飲んで語らうこと。韓国でも、韓国焼酎(ソジュ)パーティは定番のようで、私の先日のソウル訪問でも、参加させていただき、本当に楽しかった(※私は下戸なので、アルコールは基本NGだが、それでもとても楽しい)
 やっぱり勉強会のあとは焼酎パーティが定番だそうだ(^^)

 Shin氏の基調講演のあとは、コミュニティデイならではの、面白いジオ系の報告が始まる。

 個別の説明は割愛するが、ジオっぽいと本人が認識するかどうかにかかわらず、今は、地理的な意味を持った様々なアクティビティを、誰もが展開できるというとても幸せな?時代なのだと、改めておじさんは実感したのだ。

 谷口一刀氏による「バカ日本地図と位置情報」

 石川初氏による「東京ナス化計画とジオ・スケープ」

 平本知樹氏による「para//siteとオープンソースなものづくり」


 Jacques Lemordant氏による「An iOS High Precision AR Audio Navigator of Indoor-Outdoor Pedestrian Ways described in OSM」

 渡邉英徳氏による「”ナガサキ・ヒロシマアーカイブ”と多元的デジタルアーカイブズ」


 平敷兼貴氏による「GRASSとQGISで衛星データがさらに使いやすくなりますーFOSS4G を活用した衛星データ利用のためのオープン・リソースの構築ー」(実は、次の発表はGIS利用者向けの朗報なので、「コアデイ」の方が良かったのかもしれないが、時間枠の関係で・・・ )

 
 二宮章氏による「Pano-Journalism:空間と時間の両方をアーカイブするパノラマVRコンテンツ」

 斎藤悠樹氏による「超小型衛星網による森林火災検知」


 さて、コミュニティデイは、懇親会の日でもある。会場のホワイエで、FOSS4Gコミュニティに留まらず、OpenStreetMapや本日の講演者も交えた、幅広い交流を行う。

 まずは、実弾!

 CLUB・MAP ジオトークと称して、午後の講演者同士によるパネルトーク。

 CLUBというからには、DJです!

 懇親会の様子。

 懇親会恒例のライトニングトーク、今年は直前、当日あわせて12件が集まった。伝説の嘉山さんから、首都大学の女子大生までカラフルな登壇で、テーマも、受け狙いから、おぉ!といわせる発表まで様々。皆さんとても芸達者・・・
ライトニングトークを含め、大半のセッションはUSTで中継していたが、この雰囲気を味わうのには、やっぱり会場に直接来ないと難しい。
 某H地図さんのライトニングトーク・・・(笑)

 最後に、二宮さんによるパノラマ撮影。
 結果はこちらに。


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