いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

前原外相に外国人が献金・・・外国人って在日の人です。それは差別でしょう。西田議員の品性が問題です。

2011年03月05日 01時12分59秒 | 日記

  前原外相が、外国人から政治献金を受けていたとし
て、国会で、自民党の西田昌司氏から追及されました。

  西田氏は、もう、いい加減にしてもらいたいと思い
ます。
  この人は、本当にどうしようもない人物ですね。
  見下げ果てた男でしょう。

  というのも、前原外相に献金していた外国人という
のは、京都に住む在日韓国人です。在日韓国人を、こと
さら「外国人」とあげつらうのは、差別に等しいでしょ
う。そうして、西田氏は、外国人から政治献金を受ける
のは禁止されていると、鬼の首を取ったようにアピール
するのです。

  大阪や京都において、在日の人々は、暮らしに溶け
込んでいます。言葉は完全な日本語です。日本に生まれ
たのだから、そんなの当り前です。ご近所さんは、日本人
だと思って接しています。
  
  そういう在日の人には、国籍を日本に変更する人も
いますし、あるいは逆に、日本名を韓国名に戻す人もい
ます。
  ひとり一人考えがあって、そうしているのです。
 
  西田氏は、京都の選出です。
  であれば、そんなこと、百も承知のはずです。 
  それを、鬼の首を取ったように、言い募るというの
は、この人の品格のなさを示すだけです。

  しかも、献金したという在日の人は、1回5万円を、
4年間続けただけというのです。合計20万円です。
  この人は、飲食店の経営者で、依然から、前原さん
を応援していて、テレビのインタビューによると「私は
前原さんの営業のナンバーワンというてるんです」とい
うことです。
  そういう人が、年5万円を、4年間、献金したから
といって、なにほどのことがあるでしょうか。むしろ、
ほほえましいぐらいです。
  
   西田氏は、そういう人を「外国人だ」と言い募るの
です。
   西田氏に問いたい。
   それは、もう、在日の人に対する差別に等しい。
 
   むしろ、政治家ともあろうものは、
  「在日の人を外国人と呼ぶのはおかしい」
  「在日の人からの献金を禁じるのはおかしい」
  と主張してもいいぐらいです。

  日本に生まれ育ち、日本語を話し、日本に溶け込み、
日本でふつうの生活をしているけれど、たまたま、在日
だった。
  その人が政治献金をしたというので、どのぐらいの
ものすごい金額かと思ったら、年5万円を4年間、合計
20万円しただけだ。

  それを、西田氏は「外国人から献金を受け取ってい
た」と言います。
  前原外相は、潔く、それを事実として認めました。
  そうしたら、西田氏は「外国人から献金を受けるの
は法律違反だ」と言い募り、あろうことか、
  「前原氏は、大臣の資格がない。大臣どころか、国
会議員である資格がない」
  と決めつけました。

  こういうのを、
  「あほ」
  というのです。

  西田氏は、京都の選出です。
  京都は、大阪と並び、在日の人の多いところです。
  西田氏に献金した、あるいはパーティ券を買った人
を克明にチェックすると、一人や二人、在日の人がいる
のではないでしょうか。

  西田氏は、丸川珠代氏と並び、下品な野次を飛ばし、
つまらない質問をするので有名です。
  こういう人を国会に送り込んではいけません。
  選挙区の恥、日本の恥です。
  選挙区の方、そして、在日の方は、西田氏への抗議
行動をしてはいかがでしょうか。

  自民党の石原幹事長は、これを受け、さっそく、「前
原外相の責任問題だ」というようなことを話しています。
  お父さんの石原慎太郎氏が都知事選に出ないことを
表明して、石原幹事長は、自民党から猛烈な批判を浴び
ています。
  そういう状況で、矛先をかわすいいネタになったと
いう思いでしょうか。

  日本、日本経済が厳しい状況にあるときに、こんなさ
さいな話で、また国会を紛糾させてはなりません。

  前川外相は、こんなことで辞めるべきではありません。

  こんな話、こうやって批判している私自身が、なん
だか、はずかしくなってきました。
  きょうは、本当に、頭にきました。
  とにかく、西田氏を、次の選挙で当選させるようなこ
とがあってはならないと思います。