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~生ごみ・野菜の輪と和をつくる~          じゃがいもの会(武蔵野市)

生ごみを資源として活用し、おいしく元気な野菜を作る循環を武蔵野市内で作りたい。都会でも出来ることはきっとあるはず!

町田のEM窪平という畑を見学

2012-10-12 | 見学・勉強

10月12日(金)

生ごみ関係の会でご一緒していた町田の仲村達郎さんが9月末に急逝されたので、その会の人たちでご自宅に弔問に伺い、そのあとEM窪平という畑を奥様に案内していただきました。この畑は中村さんが代表をしていらした畑で、生ごみとEM菌で野菜を育てています。

仲村さんを知ったのは1年余り前、私がその生ごみ関係の会に入ったときでした。それ以来、会合でお会いするだけで個人的にお話したことはありませんでしたが、町田のごみ問題を真剣に考え、いつもいつもこれではダメだと憂えていらしたのが印象的でした。お元気にしていらっしゃるとばかり思っていましたが、10年前から病気を抱えていらしたと聞いてびっくりしました。つらいところを人に見せず、奥様と2人で力を合わせて長い間がんばっていらしたのだということを知り感動しました。元気な私はもう少しがんばらなくてはと思いました。

 EM窪平は坂を下ったところにある窪地1000坪の畑、上から見るとこんな感じです。

     

右奥に並ぶ木の手前が個人管理の畑、見えないけれどその木の後ろ側が共同の畑です。

階段に沿って植えてあるケイトウは仲村さんが大好きだったものだそうです。

          

階段を降りてまず気がついたのは、ふんだんに竹が使ってある事でした。畑の仕切りから何から何まで竹です。それもそのはず畑はこのように大きな竹やぶで囲まれていました。

      

                 炭焼きも、

      

                ピザ釜も竹です。

     

個人の畑の区画は一人分が40坪、写真で見える縦に2区画分です。一人ひとりが生ごみを集めて、自分の畑に入れていらっしゃるそうです。

     

 丁度畑仕事にいらしていた方に伺ったら、週4回位いらしているとのことでした。広い畑が実にきれいになっていました。案内してくださったのは林さん(代表代行)です。

     

少し上がったところに共同の畑があります。

      

倉庫にはEM菌や油粕が入った活性液がありました。これと生ごみのおかげでとびきり元気な野菜ができるのでしょう。道具類も見事にきちっと整理されていました。

  

           

     ご自分たちで2.5m手掘りした井戸と、休憩所です。

     

1000坪の広い畑に元気な野菜が育ち、草ぼうぼうのところが一つもなく、実にきれいに管理されているのは驚きでした。そういえば仲村さんが目に見えるところにプラスティックのものはおかないといっていらしたのを思い出しました。

それに引き換え40㎡という狭い畑もきれいにできない自分たちを反省してしまいました。この6月に私たちのおもちゃみたいな小さな畑を見てほめてくださった仲村さんを思い出します。

仲村さんの深い思いがこの畑を通して町田の多くの人たちに受け継がれていくことでしょう。

ここを後にして、ご自宅近くのリサイクル広場に行きましたが、ここで見た花壇の花も仲村さんと奥様が中心になって生ごみとEM菌で育てられたもので、見たこともないほど、元気な花たちでした。奥様と同じ思いで、何でも二人三脚でなさっていらしたことはお幸せだったと思います。

     

     

     



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