3月23日(土)
お誘いを受けて茨城にある炭素循環農法の畑にイチゴ摘みに行きました。
炭素循環農法の農家の方たちの2泊3日の研修・親睦の会だったようですが、私たちは日帰りで参加、炭素循環農法の野菜の甘さに感動すると共に、若い農家の方々が目を輝かせ、和気あいあいと遊んでいるように楽しく農作業をしている光景に、これからの農業はここにあるかなあと感じて帰ってきました。
とにかく今まででいう肥料はいらないし、農薬使わなくても虫はつかないし、収穫したものは甘くおいしいし。使うのはとにかく空中窒素、廃棄物になる剪定枝、チップ、廃菌床(椎茸を作ったあとのいらなくなったもの)などで、水遣りもほとんどいらないのですから・・。それなりに苦労はあるでしょうが、これからの時代にはぴったりだと思います。
2箇所の農家の畑を見学しましたが、どちらもまだ炭素循環農法は始めて一年とのことでした。茨城県は農家が手を取り合って研修している地域だそうです。
ユンボという機械を使って溝を掘る。これは人の背丈くらいある深い溝でした。
ここにこんなものを入れます。
剪定枝
丸太も入っています
畳表も
これは去年から育てていたイチゴです。
種類はベニホッペ、トチオトメ
20km離れた農家に移動しました。
これは一番上に乗せる廃菌床です。椎茸を育てたあとの菌がいっぱい入っている宝物です。
小松菜の菜の花
お昼はみなさんが持ち寄った野菜料理をご馳走になりました。食べきれないほどの種類があり、それはそれはおいしかったです。大豆のディップとか珍しいものもあったのが印象的でしたが、料理を研究している方たちもいらしたようです。
昼食後、ジャガイモの植え付け作業です。
二本の溝の間の幅広い畝をトラクターみたいに大きな耕運機で耕し
鍬で土を寄せて山を高くし
フカフカの土の上にジャガイモをのせて、行き止るまで押し付け
土をかぶせて黒いビニールで被いしっかり土でとめ
芽が出てビニールにつっかえたらビニールに穴をあけるのだそうです。
みんなで楽しそうに共同作業です。まるで遊びのようでした。
最後に手作りイチゴの発泡酒で乾杯
見学したところは2軒とも若い農家の方の畑でした
試行錯誤しながら最先端を行くという自負があるのか集まった農家の方々はみな目を輝かせていらして、これから始めるという新婚さんかと思われるお二人もいらっしゃいました。仲間同士でバンドを結成し音楽を楽しんでいらしたり・・。
いろいろご苦労もおありでしょうが、とにかく肥料、農薬がいらず、できた野菜は甘くおいしく、体にもいいのですから、これからの時代にあった農業だと思いました。これからが楽しみです。