私の記憶力は
この数年 自分でも驚くほど低下している。
土曜の朝 こんなドジをしでかした。

休日と言うのに早起きし
居間のソファーに座っていたバッキーは
ネットでクレジットカードの支払いをしていた。
隣に座った私が何気なくスクリーンを覗き込むと
私のクレジットカードのナンバーで
見覚えのない請求がある。
それはPending の欄にあり
支払いがスケジュールされている状態であった。

今のうちなら手が打てるかも、、、と思った私は
その日自分が何をしたか確認する為
カードが使われた日にちである11月27日の予定を
スマホのカレンダーでチェックした。

”今週は毎日仕事があって
忙しくて買い物なんてする時間はなかったわ。
私は使っていない。” と
そう強く言った私に従い
バッキーがカード会社に連絡を入れた

カード会社と話した後
その請求をしてきたデパートに連絡を入れる事になった。
待ち時間も含めると30分以上、、
いや1時間近くが
スマホとの時間で過ぎていった。
”見覚えのない請求だ。” と
カスタマーサービスに強く主張するバッキー
そんな会話を耳に
流石わが夫 と聞いていた私は
突然 11月27日の夜の事を思い出した
そのデパートのオンラインでコロラドの娘に
彼女が欲しがっていたオーバーナイトバッグをオーダーしたのだ。

バッキーに叱られるけど
電話を切る前に知らせなくては、、、、と
思った私は
”オンラインでミックママににバッグ買った。” と
紙に書き
カスタマーサービスと話していたバッキーに
恐る恐るそっと 手渡した。
それを読んだバッキーはギョロ目で私を睨みつける。

なのに何の動揺も見せずにカスタマーサービスとの会話をすすめる。
カスタマーサービスと話すバッキーの厳しい口調は
ゆっくりと柔らかくなっては行ったけれど
請求に見覚えがないと言うストーリーは変えず
妻に確かめ連絡を入れ直す と言って電話を切った。

私なら
”健忘症の妻がオンラインで買い物をした事を
今思い出したようです
お騒がせしました。” と妻のせいにし
謝るけれど、、、ねぇーー。
それと
私はクレジットカードを使う度に
使った価格と簡単な内容をバッキーに知らせるようにもしており
ミックママにバッグを買ったこともその夜すぐに知らせてある
そうなのだ
私がその夜買い物をした事を忘れたのは
私だけではない、、、んだ

そう言う見方が出来ないバッキーは
認知症になった将来
自分の非を認められず周りを困らせそうだ
