「押し付け。」

2008年12月03日 | いつきの思い
只今、朝の部門会議から戻ってまいりました。

総務部門会議では、「定額給付金」と「地方が自由に使える1兆円」について総務省から説明を聞きました。

定額給付金の支給の目的は住民への生活支援と地域の経済対策なわけだが、仮に2兆円配ってどれだけの効果があるのだろう。色々な試算では、あまり効果がないというデーターもでてきている。

ほんとの意味での生活支援・経済対策なら所得制限を授けて、その分手厚くした方が効果が期待できるのでは。もしくは、その2兆円を各首長が求めるように、地方自治体に交付税として配った方が効果があるのではないか。

総務省からの説明を聞いてると、対象者は全ての人で受給権者は世帯主だ。所得制限を行うかどうかは、各自治体に任せるとなっている。地方分権だから、各自治体がやるといった感じです。

国策で行う予定の「定額給付金」なのに、基準は各自治体に任せるというのも疑問だ。さらにいえば、事務作業量が増える所得制限を好き好んで設ける自治体などは、ほとんどいないのではないだろうか。

本来は国が責任をもってやらないといけない事であり、地方分権とは国の事務を地方に押し付けないことであります。

現実は、総理に「定額給付金」の実施を押し付けられた総務省が、各自治体に「定額給付金」を押し付けたようにしか思えない。