「嫌日流」

2007年05月12日 | 歴史
暑い日が続いてますね。

日差しが強いのか、
毎朝の街頭演説や
一件一件の挨拶まわりをしてると、
いつの間にか、顔が焼けてきました。



話は変りますが、
先日、「嫌日流」という韓国漫画の日本版を読んでみました。
日本で流行った「嫌韓流」の対抗版というべき漫画で
日本を馬鹿にしたように叩きまくってます。

読んでみて、

「北朝鮮のミサイル発射は軍国主義復活の為に日本の政治家が長年待っていたチャンス」や
「日本の持つ独島(竹島)占領の陰謀とシナリオ」といった内容の章があったり、
おまけに、
「日本軍による蛮行の写真」も、既に捏造写真だと証明されてる物が使われていたり。

唖然とする内容の漫画でした・・・。
このマンガの全てを、韓国の人々が信じるとは思いませんが
内容は、今の韓国人の日本に対する考えを反映してるのかもしれません。

「従軍慰安婦」の問題でも、
「南京大虐殺」の問題でも、
歴史的事実と異なることが、世界の常識になろうとしている。

謝らないといけない事もあるだろうが、
事実に反する事まで謝る必要があるのだろうか?

日本の政治が、海外に対しても、国内に対しても、
「事なかれ主義」的に曖昧に対応してきた事が
歴史的問題を対日カードに成長させたのではないだろうか。

政治は、世界に向けて「事実」を伝えていかねばならない。

このまま放置すると、
「日本はナチスのような犯罪国家だった。」という既成事実を世界中につくってしまう。











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4 コメント

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Unknown (若造)
2007-05-16 00:47:57
この写真にある表紙の「嫌日流」はまだ読んでいませんが(目次だけで何となく想像はつきますけど・・・)、もう一つの、昨年最初に出た方の「嫌日流」は、さらに凄い内容で、日韓の文化的歴史的見解の相違だとか、誤解や偏見だとかの範疇を通り越して、もはやギャグ漫画の域に達しておりました。

ただ、これらの作品が出版されるそもそもの元となった日本版「マンガ嫌韓流」の方も、内容的に(素人の私が読んでも)いくつかの事実誤認が見受けられる、あるいは偏った、正確性に欠く作品だったように記憶しています。2年近く前に1度読んだだけなので微細に亘っては覚えていませんが、例えばハングル文字は多くの同音異義語に対応できないとか日本語をひらがなだけで書くようなものだから読みにくいという誤解偏見、創氏改名は強制ではなく任意だったのだから伝統破壊や民族文化抹殺には当たらないという誤認識(実際は日本式の創氏は全ての朝鮮人に選択の余地なく100%の強制だったと思いますが)等。

そういう一方的な歴史観、歪曲された事実、誇張された漫画に過ぎないものを、正しい事実だと思い込んでいる読者は、日本で数十万部売れたそうですけど意外と多くいるような気が実感としてします。その意味で、私達の多くも彼らを笑えない、実は日韓ともに程度の差こそあれ似通った状況にあるのではないでしょうか・・・。

後半のお話には同感です。いわゆる従軍慰安婦問題にしても、事実関係がどうだったのか個人的にはよく分かりませんが、仮に「歴史的事実」だとしても、可能な限り知りませんとしらばっくれるのが普通の国家、まともな政府の対応じゃないでしょうか。それを真贋の定かでない状況でその場をやり過ごすためかすみませんと謝る、とんでもないことをしてくれたものだと思います。一旦謝った以上は名誉回復は難しく、(国民の税金から出る)巨額の賠償金請求が延々と付きまとうことは、子供でもわかりそうなものですが。

きつい取り調べに耐えかねて虚偽の自白をしてしまった冤罪事件みたいなものでしょうか。「無罪」を勝ち取るには大変な時間と労力がいると思いますが、充分な知恵と準備を持って行う必要がありますね。行き当たりばったりの対応で火にガソリンを注いでしまった安部内閣みたいな愚行はもう勘弁してほしいです・・・。
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コメントありがとうございます。 (いつき)
2007-05-17 09:26:51
若造さん、お久しぶりです。
そして、コメントありがとうございます。
返事が遅くなりました。

ほんと、日韓両国で「嫌韓」「嫌日」を煽ってるような状況はあるのかもしれませんね。

ただ、韓国人と日本人を見てて思うのは、韓国人は「歴史」を知っていて、日本人は「歴史」を知らなすぎです。

事実かどうかは、別として韓国では徹底的に「歴史」を教えてるのではないでしょうか。だから、何も知らない日本人は反論さえできない状況を生んでいる。

それが、今の日韓外交の「歴史問題」の部分でも現れえているような気がしてなりません。

「嫌韓流」は、パラパラとしか読みませんでした。
ただ、創氏改名は半強制的な部分はあったと思いますが、100%強制ではなかったと僕は思います。現にあの当時も韓国名で出世した軍人などもいましたし。

もうちょっと、日本人は「近世の歴史」を掘り下げていかないといけないのではないかと思います。

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Unknown (若造)
2007-05-20 01:40:39
おっしゃる通りですね。韓国人が子供の頃から「近代史」を徹底的に叩き込まれているのに対して、こちらは何ともお寒い限りで議論の際も押し黙ることが多く、結果向こうの主張が通ってしまうというのはよく見られる構図ですね。

また、「歴史」だけでなく彼らがあらゆる面で日本に寄せる興味、関心、執着の度合い、ある種歪んだ形ではありますが知識の数々は、私達が向こうに対して抱くものとは比較にならない、凄いものがありますね。国家的ストーキングと呼べるくらいの。

少なくとも1910-1945年の朝鮮半島は、わが国の一部であったわけですから、「日本の歴史」としてそこで何が起きたのかをもっと積極的に、かつ具体的に教育現場で子供達に教えていく必要があるんじゃないでしょうか。

また韓国の多くの学校で日本語教育が盛んに行われているようですが(高校生の実に半数近くが第二外国語で日本語を選択しているそうです)、日本でも初中等教育の段階から韓国語を学べる環境をもっと広く全国的に整えてもいいのではないかと個人的には思います。”敵国語”を知ることは大事ですし、お互いに最も身近にあって、良いこともそうでないこともたくさん学びあえる貴重な存在の価値に、私達はもっと気づいてもいいのではと思います。せめて韓国が日本に対して寄せる関心の、半分のその半分くらいでも・・・。


それと、いわゆる「創氏改名」についてですが、一般に流布されている通説と事実との間に少し乖離があるのではないかと思っています。

通説では「創氏改名とは皇民化政策の一環として朝鮮人の名前を強制的、または半強制的に奪ったもの」とされ、これに対して外山さんのように「民族名のまま軍人や国会議員になった例もある。半強制ではあったかもしれないが断じて強制ではなかった。総督府も改名を強制しないようにと通達を出した」などという反駁が一部からなされるわけですね。

私も以前はそういう認識でいたのですが、今から5年6年程前、とある機会に少し調べてみたところ全く違った事実に突き当たり、以来考えを改めました。ただし予め断っておきますが、結構昔のことで記憶や知識もあやふやなため、これから書くことは全て鵜呑みにせずに、今一度ご自分でよくお調べになることをお勧めします。

朝鮮半島は、ご存知のようにわが国の「家制度」とはかなり異なった形の、儒教の伝統に則した家族制度を有しています。宗主国である中国にも見られるものですが、宗族(朝鮮では宗中・門中)と呼ばれる父系血族集団・親族集団を核に構成される社会です。いくつかの特徴として、姓不変つまり生涯姓は変わりません。女性(男性)は結婚しても元の姓のままです。子供は父親の姓を受け継ぎます。先祖に対する重要な儀式、祭祀は直系男子が執り行います。また韓国には同姓同本不婚といって同じ姓(金、朴など)と同じ本貫(祖先の出身地)が一致する人間は同族と見なされ、日本人の感覚では殆ど他人であっても、ごく最近まで結婚が禁じられていました。子供を養子に迎え入れる場合も、同姓同本の直系男子だけに限定されました。

1910年の韓国併合の後、これらの慣習・伝統は基本的にそのまま維持されました。日本の統治下における戸籍の整備等は、朝鮮の伝統的慣習に配慮される形で推し進められたようです。しかし1940年(皇紀2600年)、併合から30年経ったのち、あの「創氏改名」が実施されました。

「創氏改名」とは、端的に言えば、朝鮮における父系血族集団「宗族」を中心とする家族制度を、日本式の夫婦・親子単位の「家」を中心とする家族制度に強制的に組み替えるものでした。「創氏改名」は「創氏」と「改名」に分けて考えるのが適当だと思いますが、このうち「創氏」、つまりそれまで男系の血統を表す「姓」しか存在しなかった朝鮮に、家族共通のファミリーネームとなる「氏」も与えるという「創氏」は、選択の余地なく全ての朝鮮人に100%の強制でした。

「創氏」はさらに「設定創氏」と「法定創氏」の二つに区分されるのですが、「設定創氏」とは自ら役所に届け出て行うもので、例えば戸主となる父親とその子供達が「金」という姓、妻が「尹」という姓の場合、新たに「金本」などのような氏を届け出て家族共通のファミリーネームとするものでした。父親や子供は「金」という姓に加えて、妻は「尹」という姓に加えて、新たに家族共通の「金本」という氏を持つことになります。朝鮮半島においては最終的に80%の人々がこちらの「設定創氏」を選択したとされています。

もう一つが「法定創氏」と呼ばれるもので、1940年2月から8月までの半年間の届出期間中に「設定創氏」の手続きを行わなかった人々が、自動的に戸主の姓、例えば父親の「金」という姓を家族共通の「氏」として設定されるというものでした。この場合、父親や子供は「金」という姓に加えて、妻も「尹」という姓に加えて、新たに家族共通の「金」という氏を持つことになります。朝鮮半島の20%の人々がこの「法定創氏」に該当しました。

ちなみに内地(日本国内)に居住する朝鮮人の間では、この比率が逆転していたようです。戦前の在日朝鮮人は殆どが「法定創氏」、つまり自ら届け出を行わなかったんですね。よく指摘される「民族名のまま軍人や国会議員になった人々」はこちらの自ら届け出を行わなかった人々だと思われます。彼らにも例外なく日本式の「氏」は与えられました。

ここで留意したいのは、「設定創氏」「法定創氏」いずれかによって全ての朝鮮人に日本式の「氏」が与えられたのちも、朝鮮式の「姓」や「本貫」は戸籍から削除されずに維持されたということです。直ちに伝統が失われたわけではありません。

(続く)
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Unknown (若造)
2007-05-20 01:45:17
全ての朝鮮人が、宗族単位の朝鮮式の「姓名」と、夫婦・親子単位の日本式の「氏名」、二つの名前を持つことになった。これが「創氏」です。

しかし、公的な場面では日本式の「氏名」を使うことが求められ、例えば「設定創氏」の例で言うと妻の尹貞姫さんは「金本貞姫夫人」と、「法定創氏」の例では「金貞姫夫人」と氏(ファミリーネーム)で呼ばれることが多かったようです。朝鮮伝統の「姓名」「本貫」は、戸籍の脇に追いやられてしまいました。

一方、創氏改名のうち「改名」(下の名前を変えること)については、強制ではなく許可制(任意)でした。しかも煩雑な手続きと手数料が必要でした。「金本」のように「設定創氏」で自ら氏を届け出た人々は、下の名前も日本風に「改名」する場合があったようです。(尹貞姫→創氏で金本貞姫→改名で金本貞子)。朝鮮半島においては最終的に10%弱の人々がこの「改名」を行ったとされています。

また、これらの「創氏改名令」では、朝鮮において禁じられていた異性養子、同姓同本以外からの養子を認めるという内容も含まれていました。先に述べましたように、先祖から連綿と続く父系男子の血縁共同体を維持してきた、直系男子による祭祀を何よりも重要な儀式と考える朝鮮の人々にとっては、この変化は決して小さなものではありません。

文化・慣習の異なる日本においてはこの感覚はなかなか理解しがたく、現代において男系男子による継承、祭祀を最重要視すると言ってすぐ思い浮かぶのは日本の象徴・天皇家、ご皇室くらいでしょうか。先の「女系天皇」を認める皇室典範改正は伝統を守る国民の強い反発で頓挫しましたが、朝鮮における異性養子の容認はまさにこれに近い慣習破壊が行われたということです。

あるいは、こうも言えるでしょうか。

わが国では、1990年代から「選択的夫婦別姓制度」の実現を目指した民法改正案が、議員立法として国会に何度も提出されてきました。現在、日本の民法では婚姻時に夫または妻いずれかの氏を選択することとされていますが、もう一つの選択肢として別姓(別氏)も選べるようにしようという趣旨の法案です(つまり全ての夫婦に同姓・別姓どちらかを強制するのでなく、選択肢を一つ増やすだけです)。

公明や野党各党、野田聖子さんなどがその実現を目指していらっしゃいますが、通称使用で充分だ、伝統的な家族の形が壊れるとして自民党や民主党の保守系議員を中心に根強い反発が巻き起こり、未だに実質審議さえ行われていない状況です。(ちなみに私も反対です)

それにしても、明治以来たかだか100年程度の「夫婦同氏(同姓)」の伝統に、強制でなく選択肢の一つとして別姓を加えるだけの法案が、しかも日本人自らの手による改正でさえ、これだけの賛否両論が渦巻いているのですから、ましてや統一新羅以来1000年以上の伝統を誇る朝鮮の家族制度を、選択の余地なく全ての民衆を対象に、しかも異民族統治下において日本式の家制度を押し付けるという行為が、内心どれだけの反発と苦痛を伴ったであろうことは、想像に難くないと思います。

「夫婦別姓」や「女系天皇」に反対する日本の保守派の方々こそが、本来そのことに誰よりも深く思いを致すべきですが、日本名は任意だったとか伝統破壊には当たらないなどと言っているわけです。

誤解のないように申し上げますが、だから今後も韓国に謝罪し続けるべきとか一層の贖罪意識を持たなければということではありません。人類が歩んできた歴史を振り返れば、いや19世紀の時代背景を考えても、韓国併合は決して過酷な統治とは言えないし(むしろ逆でしょう)、「創氏改名」なんて本来取り立てて騒ぐほどの価値もない、埋もれていくべき歴史の一コマでしかないでしょう。韓国朝鮮の方々が主張する、日帝の朝鮮支配は人類史上最悪の蛮行だとか、馬鹿も休み休み言えって感じですが、ただ一方で正しい事実というものは事実としてしっかり抑えておかないと、彼らに付け入る隙を与える結果にしかなりません。

私達はほんとうに歴史を知りませんから、多分この問題は氷山の一角で、他にもいろいろと思い違いしていることはたくさんあるんでしょうけど、耳に心地よく組み立てられた一方の史観だけを見て、事実から遠ざかることは厳に避けるべきではないでしょうか。特に国を導く立場の方は。

長くなりすぎましたすいません。(途中で弾かれました・・・)
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