「現実な声」

2008年05月13日 | 政治
週末は、ライオンズの清掃活動と高原町の「神武の里総合武道大会」に行ってまいりました。

神武の里総合武道大会は19回目を迎え、種目も剣道、柔道、空手、弓道、そして四半的と5種目、参加総数4000人と盛大な大会です。

剣道場で来賓祝辞をした後、四半的会場に顔を出すと、
皆さんが、「外山さん。せっかくだから、打っていきなさい。」と言われ、
自分の所属する油津チームではなく、延岡チームに入れてもらいました。

結果は「9本、8本、9本」の26本でした。
皆さんから「外山さんは、練習もしてないのに、上手いな~。」と感心されたわけですが、
皆さんほとんどが30本という現実・・・。

四半的は県内各地から人が集まるのですが、大半の方は現役を引退されたご高齢の方々です。
やはり、皆さん今回の後期高齢者医療制度にはご立腹で、「これは改めてもらわな、困る。」という声ばかり。

現場の現実の声は、「後期高齢者医療制度」は認められないというものなんですよね。その声を真摯に我々、国政に携わる人間は受け止めなければなりません。

日本の医療費は政府の主張する程、高くはありません。
医療費の自然増2200億円分(税負担分)は、これは自然増なわけですから止める事はできません。
しかし、政府の政策は、この自然増2200億円を押さえつけるやり方を行っているわけです。増える医療費を患者や現場の声を無視して抑制するようなやり方ではなく、予防医学の促進や、そして欧米よりも割高となっている薬価や医療機器費を見直して財源を確保すべきだと、私は思います。

四半的の方々は県内各地から車を使って集まっているので、ガソリン税や、高速道路の話にまで及びます。
「外山君、ほんの一か月やったけど。全然、違った。」と暫定税率の廃止による効果を強調される方もいらっしゃいました。

国民の生活は逼迫している。景気も落ち込み、特に地方はその恩恵に授かれていない現状では、景気を刺激する意味で、皆さんの生活を支える為には減税しかないのではないかと思います。

昨日、参院において道路整備財源特例法改正案が否決されましたが、総理が主張する事とも矛盾する法案が出されているという現実と、「必要な道路」と「無駄な道路」が区別さず、ごちゃまぜになっているという現実があります。

また、ごちゃまぜにされてるから、なかなか必要な道路に重点的に財源が投入されず、道路整備が遅れているという現実があります。

四半的の皆さんと話していると、高原まで来るのに、ほとんどの人が高速道路を使われていないという現実に直面しました。料金が高いのと、一般道を使ってもあまり変わらないという現実もあるようです。

さすがに延岡の人達は、西都から高速道路を使ってると思って「西都から高速だったんですか?」と尋ねると、「うんにゃ。農道を使った方がはえかい。そっち、使ったが。」と言われました。

乗ったが便利だが、高くて乗れないという現実。
私は今でも高速道路無料化論者ですが、一般国道・県道・農道・高速道路等々、縦割りで整備するのではなく、連携して整備しなければ、造っても意味のない道路というのは数多くでてきてしまいます。

皆さんと話すと、色々と「現実」を教えていただけます。
この現実を直視しなければなりません。