最終週に変更

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昨日の雨の影響で追い切りを今日に変更した厩舎も多く、いつもの木曜日と比べて双眼鏡とストップウオッチを手にする時間が多かったのですが、新書用の調教師への聞き込みもあったので忙しい朝でした。

お目当ての先生を見つけては双眼鏡を置いて聞き込み、「あれ、頼むわ」と言われては双眼鏡を持っての連続でした。

そんな時に「4週目にするわ」と後ろから声を掛けてくれたのが中竹調教師。
もちろんオペラモーヴのことです。

「芝1600mは乗り役もいないみたいだから、芝1200mを哲っちゃんで」と先生。
マイルでの走りを見てみたい気もしていましたが、なかなか強くなりそうな9.26芝1600mだったので、まあいいんじゃないでしょうか。

先週は先生に厩舎関係で新書の聞き込みをさせてもらいましたが、今週も新書の別ページで登場していただくことに。
またもや読みどころとなるようなコメントをしていただき、どうもありがとうございました。

そんなわけで2歳情報はあまりありませんが、松永幹調教師に聞いたのがテラノイーグル。
ゲート試験に合格後、骨瘤が出て放牧に出ていましたが、帰厩してから順調に調教を積んでいます。

「タイキフォーチュンの下なんだけど、動くね。昨日初めてコードゼットとやったけど思ってた以上に走る」と先生。
こちらは前記した9.26阪神芝1600mを松田大作騎手で予定しています。

今週に変更

画像は9.7に調教を終えてから洗い場へ来たエリモロワイヤル。

今朝は佐藤哲三ジョッキーが跨って追い切られましたが、テンが遅かったこともあり、6F86.1秒少し遅め。その分ラストは12.2秒と伸びましたが、フットワークは少し大きくてちょっと距離があった方が良さそうなタイプ。

当初は来週の芝1400mが予定されていましたが、先生は動きやジョッキーの意見なども聞いて再度予定を練り直しているようです。

続いて、新潟2歳Sはゲートで暴れて発走除外になってしまったホーマンフリップ。
「凄く具合が良かっただけに」と安田先生も残念でたまらなかったようです。

この後は放牧に出さずに栗東でゲート練習をするとのこと。
また落ち着いて次走が決まったら教えてもらおうと思っています。

しかしホーマンフリップ以外は好調だった安田隆行厩舎。
特にカレンデイムーンは「攻め馬が走らないだけに」と先生もトーンは低かっただけにうれしい誤算だったと思います。

そのカレンデイムーンと比べて「攻め馬なら比べものにならない」というアルゴリズムが今週の阪神ダート1400mに登場。
当初は来週のダート1800mだったんですが「距離を考慮して今週に」ということでした。

旅立ちの日はもうすぐ

画像は10.2にアメリカで行われるフラワーボール招待Hに出走するため、栗東で調整を続けているレッドディザイア。
この日のメニューは角馬場で10分ほど乗った後、CWをキャンターで1周というものでした。

これまで調教馬場から上がってくる時は首を上下させたりして煩い仕草があったりしたんですが、今朝は全くそんな素振りがありません。むしろ大人しいくらい。

そのあたりを先生に聞いてみると「そうでもないよ。馬房の中は凄いもん。馬房に入ろうとしたら飛びかかってくる」と苦笑い。馬場に出ると大人しく、厩舎へ帰ると煩い、まるでハーツクライのようですね。

明後日には美浦に移動するので、こうやって写真を撮影できるのは今日が最後でしたが、どんな様子なのかを見ることができて良かったです。

2歳馬情報は阪神開催にスタンバイしている白井厩舎の若駒。
今週はサンドイシューとウエストエンドがデビューを予定。

9.11のダート1400mを予定しているサンドイシューは攻め馬が目立っていないだけに「ダートでどこまでやれるか」と先生。

比較してトーンが高いのは9.12の芝1600mを予定しているウエストエンド。こちらは「追い切りの動きもまずまず。芝ならもっと走れそう」と母父の血にも期待です。

デビュー戦はマイル

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昨日は新書の取材でいろいろお話を聞いた中竹調教師。
今朝は2歳についてあらためて聞きました。

「阪神の3週目に決まったわ」と教えてもらったのはオペラモーヴ。
当初、視野に入れていた9.26芝1600mになるようです。
なお乗り役は現在のところ未定です。

6月には芝1200mでのデビューが濃厚だったので、距離が延びたことについて、その詳細を聞いてみると「単純に勝ちに行くんじゃなくて、先々を見越してマイルを使うわ」とのこと。また「角田もうちの2歳では一番いいって言ってくれているし、楽しみやね」ということですから、デビューのその時までじっくり待ちましょう。

なお函館に入厩しているプルラはすでにゲート試験に合格したそうです。
「来週15-15をやってみてからだけど、向こうで使うよりも連れて帰ってくる公算の方が大きいかな」ということでした。

ちなみに今日3日には栗東でダコールがゲート試験に合格。こちらは放牧に出す予定です。

続いて笹田調教師から「メサイアの仔、入ったよ」と教えていただきました。

POG取材では秋入厩の予定だったので、至極順調に進んでいるということでしょう。
あらためて馬の特徴について聞いてみると「毛色は違うけど、メサイアに似てるね。馬体はロックが出ていて、メサイアよりも短い印象もあるけど、全体的には似てるよ」とのこと。まだ入厩したばかりなので、これからゲート試験合格を目指して調整を進め、順調なら京都開催でのデビューになりそうとのことでした。

先週、入厩予定をお知らせしたサクラサクⅡですが「牧場で目を怪我してしまいました。入厩は1ヶ月くらい遅れそうです」と安田隆調教師。
かなり期待していただけに残念なお知らせではありますが、完治してからの入厩を待ちましょう。

今週末の予想

少しお知らせをさせてください。

先週末のWEB競馬王が終了したことでネット系で予想を提供させていただくコンテンツが馬券総合倶楽部だけになりました。

これに伴い、WEB競馬王の中心であったメインレース予想を馬券総合倶楽部に移行させていただくことにしました。
場合によっては(メインレースが馬券的妙味がないと判断した場合)、メインレース以外から選ぶことがあることはご了承ください。

なお馬券総合倶楽部ではレース予想以外にも狙い馬として全レースを対象に馬券になりそうな一頭を推奨させていただいておりますので、そちらもどうぞご覧いただければ幸いです。

さて今朝の2歳馬情報。

と言いたいところですが、今朝は新書用の取材をしていて、2歳情報の仕入れができませんでした。
ストックしていたネタとして、宮本厩舎のアグネスクローバーについて書かせてください。

すでに7月にゲート試験に合格していますが、激しい気性を考慮して一旦ガス抜きのために放牧に出されていました。
それが帰厩してから「ものすごく良くなってるんやわ」と宮本調教師。「父のアグネスタキオンにそっくりやし、これは楽しみ」とトーンがひと味違います。デビューは阪神開催の後半になりそうな感じです。

ではまた2歳関係は明日。

軽い坂路馬場

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今週は新潟、小倉の2歳Sということがあり、重賞出走馬の追い切りは坂路がメイン。

そんなこともあって、トラック馬場を双眼鏡とストップウォッチで確認しつつ、坂路モニターも見る少々忙しない調教時間でした。

小倉2歳Sに出走予定のドレッドノートが坂路で2F24.2～1F12.2秒というラスト2Fが破格の数字が出たので驚いていましたが、後半の追い切りでも出るわ出るわの好時計。2F24秒を切るような馬も出ただけに、これは馬場が軽かったと判断した方が良さそうですね。

さて2歳情報。

先週、村山調教師を見かけた時から「ジョーアカリンってどうしてるんだろう?」って気になっていたので、これについて聞いてみました。

すると「年内は3走って決めていたので、阪神JFの前にどこか使うと思います」とのこと。えっ、そんなローテが決まっていたくらい期待の大きかった馬だったの?と思って聞き返してみると「どの馬にしても、2歳は3走以上させるのはどうかと思っているんです。だからこの馬も無理するつもりがないんです」ということでした。

もちろん馬自身はどこも悪いところがないそうなので、いずれは帰厩して自己条件を使うか、重賞を使うことになるでしょうね。
先生も「時計は遅かったけど、レース内容は評価できる」と新馬の内容を高く見ているので、ファンタジーSくらいになるんじゃないかというのが僕の先生に話を聞いた感触です。

そしてオペラモーヴは本日帰厩。

中竹調教師からは「阪神で使える」と確定的な言葉が出たので、あとはデビューを待つだけ。問題はジョッキーですが、当初は「最初に声を掛けていた」という武豊騎手に収まりそうだったんですが、どうやら騎乗できないようなので、他を人選中とのことでした。