学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

マークシート式 テスト

2013年08月12日 | 学習サポート道具・環境配慮など♪

毎年、中学生が持ってくる学内テストを見ては、

「こういうところが読みにくいんだけどなあ」

「フォント変えて欲しいなあ」

「これは、指示が日本語としておかしいやろ」

など、生徒目線で見ているのですが、

今年初めて、中学生の期末テストでマークシートにしているものを見ました。

(下の写真)

 

 

 

全問がマークシートというわけではありませんでした。

100点満点中、

68点分は記入式、32点分がマークシートという構成です。

マークシートは文法の知識と会話表現についてが主でしたが、 

珍しかったので、感動して見ました。

重要な単語は記入させてスペルが合っているかを確認、

英語から日本語に訳するところは記入させ、

重要な会話表現は括弧にして記入させる。

リスニングは、丸バツの選択。

 

Aくんの正答率は、

リスニングは70%、

日本語を含む記入部分は52%(そのうち英単語を書く部分だけは12%)、

マークシート部分は68%で、

英単語を書かせる問題は、

あきらかに点数が低くなることが明らかでした。

 

テストは子どもの点数だけを見たり、

平均点などを見るものではありませんよね。

 

その子どもの何ができていて、何ができていないか、

点数が低い部分は教師の指導が悪いのか、

子どもの学びに弱さがあるのか

あるいはテストの出題方法が悪いのか・・・。

 

子どもの勉強へのやる気だけでなく、

その後の進路にも影響するテストですから、

何がフェアなのか、特別支援を要する生徒への合理的配慮という観点からも、

作り方はもっと工夫してほしいと思っています。

 

「こんなテストを工夫しています」というものあれば

ぜひご紹介頂けると嬉しいです。

 

 

 


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