毎年、中学生が持ってくる学内テストを見ては、
「こういうところが読みにくいんだけどなあ」
「フォント変えて欲しいなあ」
「これは、指示が日本語としておかしいやろ」
など、生徒目線で見ているのですが、
今年初めて、中学生の期末テストでマークシートにしているものを見ました。
(下の写真)
全問がマークシートというわけではありませんでした。
100点満点中、
68点分は記入式、32点分がマークシートという構成です。
マークシートは文法の知識と会話表現についてが主でしたが、
珍しかったので、感動して見ました。
重要な単語は記入させてスペルが合っているかを確認、
英語から日本語に訳するところは記入させ、
重要な会話表現は括弧にして記入させる。
リスニングは、丸バツの選択。
Aくんの正答率は、
リスニングは70%、
日本語を含む記入部分は52%(そのうち英単語を書く部分だけは12%)、
マークシート部分は68%で、
英単語を書かせる問題は、
あきらかに点数が低くなることが明らかでした。
テストは子どもの点数だけを見たり、
平均点などを見るものではありませんよね。
その子どもの何ができていて、何ができていないか、
点数が低い部分は教師の指導が悪いのか、
子どもの学びに弱さがあるのか
あるいはテストの出題方法が悪いのか・・・。
子どもの勉強へのやる気だけでなく、
その後の進路にも影響するテストですから、
何がフェアなのか、特別支援を要する生徒への合理的配慮という観点からも、
作り方はもっと工夫してほしいと思っています。
「こんなテストを工夫しています」というものあれば
ぜひご紹介頂けると嬉しいです。
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