今日は、小学生のアルファベット指導でした。
アルファベットの形はもう覚えたので、次はノートの4線に書くための準備です。
いきなり4本の線に書かせるのではなく、
これも段階的に進みます。
いろんな方法がありますよね。
Jolly phonicsトレーナーの山下先生に教えていただいたのは、ground, grass and skyというように、
線に意味をもたせて、文字にス . . . 本文を読む
チャレンジ教室は今年度スタートした小学生から、
音韻意識指導を体系的に取り入れたいと思って始めていました。
もちろん日本人向けの音韻意識指導教本があるわけでもないので、
英語圏の教材や論文を見ながら試行錯誤です。
なのでこれがベスト!ではありませんが、実践レポート的に参考になればという気持ちで書き残しておきます。
一昨年は「文字の音はわかっているのに、流暢さが身につかない . . . 本文を読む
http://square.umin.ac.jp/dyslexia/12th_kenshu.pdf横浜から帰ったばかりですが、水曜日は体力的に許せば、こちらに行く予定です。
「発達性ディスレクシアと英語」日時 2016年11月23日(水)13:20~16:25 12:30より受付開始 場所 ジーニアスセミナールーム(秋葉原)東京都千代田区神田和泉町1‐12‐17 久保田ビル5F
Tak . . . 本文を読む
昨日、2ヶ月の音韻意識とフォニックス指導を終えた中学1年生に、事後テストを実施しました。その時、音韻意識の課題で初めて「指を折って数える」のを見ました。
音素削除課題といって、とても難しい課題なのですが、例をあげると「spot の/ p/を取ったら?」と聞いて、「sot」と答えれば正解です。
音素の分解ができることがもちろん前提ですがさらに、1音抜いて、混成しなおす、というワザです。
別 . . . 本文を読む
「音韻意識」か、「音韻認識」か、のつぶやきです。
両方の用語が英語界では使われていますが、わたしは当初は、「音韻認識」という用語を用いていて、2年ほどまえに「音韻意識」に変更したくちです。
音韻意識、もともとの言葉は、phonological awarenssです。
音韻研究で著名な天野清先生が「音韻意識」という言葉を用いられているほか、英語に関するphonological awarenes . . . 本文を読む
(備忘録としてまとめます)
アルファベット文字の習得は、容易な子もいれば、そうでない子もいます。
それが普通ですが、容易ではない児童の場合、学校や塾での支援はあまりないようですので
少しまとめてみました。
文字認識段階でのつまきとしては、
文字を正しく認識できる(視覚)、形を思い出せる(記憶)、鉛筆が思った所に移動できて正しく動く(目と手の協応)の三点の弱さが、特につまずきの原因になりや . . . 本文を読む
音韻意識の発達がどのように進むのか。表からは、英語圏でも、入学前に音素操作が完成しているわけではないことがわかる。
英語圏では母語であっても音素意識が発達した状態から読み書き指導をスタートさせているのではない。
つまり日本語のように文字に対応するモーラ意識をほとんどの子が習得している条件で、読み書き指導をしているのではない。
まずライムや音節、オンセットーライムを育ててから音素意識、フォニッ . . . 本文を読む
4月から、中学生の保護者の方からの問い合わせが増えています。
ほぼすべて、「中学校に入ってから英語が全くできず、がんばっても授業について行けない。どのように勉強したらよいのでしょう」という内容です。
LDといってもその程度や様態が違うのでアドバイスは簡単にはできないと思っていますが、
私のブログに辿り着かれる保護者の方は、中学校で初めてそうした問題に直面したのではなく、小学校の時から次のよう . . . 本文を読む
神戸の中学校はもうすぐ夏休み。
明日が終業式の所も多いのではないでしょうか。
さて、夏休みと言えば、宿題ですね・・・
英語とは関係ないのですが、
チャレンジ教室では、不定期ですが、休みの前に「予定を立てる」日を設けています。
そもそも、
・自分の宿題がどの程度の量があるのか感覚的に把握していない
・夏休みが何日あって、自分の予定(旅行など)がどうなって . . . 本文を読む
今日は英語授業のUD研究会、第7回勉強会でした。
チェン先生の音韻意識ワークショップは、盛りだくさんでした!
先生ご自身が小学校で長年実践されている経験に基づいていることから、
日本の子どもたちにとってもわかりやすく楽しい指導法を具体的にご紹介頂きました。
グループごとに分かれて活動することで、子どもたちの楽しさも実際に体験できました。
素晴らしい内容でした。
その後、 . . . 本文を読む
昨日はチャレンジ教室、今年は新規生が3名入ったので
てんやわんやでなかなか更新できていません。
ですが久しぶりにアルファベットを1から教えられるのは楽しいですし、
音韻意識も同時に指導しているので、彼女・彼らが2年後にどうなっていくか楽しみです。
昨日は、5年生から継続して来ていたAくんが中学校1年生になり、初めての期末テストを持って来てくれました。
英語は85点。
中 . . . 本文を読む
明日のチャレンジ教室は、小学生対象音節分解3回目レッスン。
1,2回目は、音節に分ける「気づき」の段階で、なんとなーく、わかってきたところ。
プリントアウトしたカードにVOCAペンの音声シールを貼って、音声を吹き込みました。このペンは、シールに自分の声を録音できるのです!これからカードをチョキチョキ。
明日は、音節の数を自分で考える活動なんだけど、うまくいくかしら。も . . . 本文を読む
読み書き困難、ディスレクシアのつらさは、「なかなかわかってもらえない」ことにあります。それが学校現場ですと、「怠けてる」「努力すればできる」という教員や親の言葉になり、子どもが大きく傷ついていきます。
こちらのブログの作者は、当事者としての小学校からの体験を綴っておられます。
成人ディスレクシアtoraの独り言
ディスレクシア当事者が声をあげることは、日本では近年までほとんど . . . 本文を読む
先週末は、英語のユニバーサルデザイン研究会の定例勉強会でアセスメントについての発表でした。
といっても、「アセスメント」について話すのは初めてで、
「とにかく全体像を!」と張り切りすぎ、詰め込みすぎた感いっぱいですが、
私の考え方は示せたかと思います。
一部紹介します。
わたしが普段アセスメントをするのは、すでに授業に遅れが見られ、
LDの診断があったり、そうではないかと . . . 本文を読む
毎年、2月と3月は、
スカイプでのデコーディング指導を行っています。
これはチャレンジ教室とは違って、
短期集中的に個別のデコーディング指導を行い、事前事後での変化を確認するもので、
事前テストには様々な(国語を含む)アセスメントを行っています。
そこで得られたデータや資料を、ブログや学会で紹介させて頂くこともありますが、
(参考今年もやります、「音から文字へ、文字から音へ」英語読み書 . . . 本文を読む