いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

検証はどうなっているのでしょうか?

2012-04-15 10:23:00 | Weblog
 昨日お伝えしましたが、今日は札幌で研修会があるため、JRで移動中です。そのため、写真は函館に戻ってからになりますので、悪しからずご了解下さい。
 さて昨日、街頭演説のことをお伝えしましたが、政府は福井県おおい町にある関西電力大飯原子力発電所3号機と4号機の2基について、再稼働させることを決め、枝野経産大臣が福井県の西川知事に認めるよう要請しました。
 なぜそんなに急いで結論を出し、国民の理解を得ないまま強行しようとしているのか、私には理解できません。
 枝野さんは、「2基は新たな安全基準を満たしている。2基を再稼働させずに他の方法で関電の供給力を増やしても、今夏の関西圏の電力不足は避けられない」と述べたと報道されていました。
 昨年も関東圏での電力不足への対応で混乱しましたが、企業も国民も節電で色々と知恵を出しあって乗り切ってきたと思います。では、今年の関西圏は何の知恵も実行力も出ないのでしょうか。
 同じ関西圏の滋賀県の嘉田知事も京都府の山田知事も再稼働に慎重な態度をとっています。政府はこれらの皆さんと電力需給の問題や各府県での取り組みなどについて、どんな協議を行っているのでしょうか。やはり説明不足ではないでしょうか。
 そして、国のエネルギー政策はどうなったのでしょうか?今年夏ごろにまとめると聞いていますが、それなら再稼働もその結論が出てから、もしくは同時期でもよかったのではないでしょうか。
 多くの専門家も、安全評価(ストレステスト)は、再稼働を前提にしたもの、再稼働させるための手続きにしか過ぎないと言っています。また、EPZやUPZの問題はどうなったのでしょうか。地元の範囲はどうなったのでしょうか。大間原発の建設再開でも、同じ理屈になる可能性があります。
 私は、市民の皆さんの安全を守らなければならない、そんな立場で街頭演説に臨んでいます。写真は、車の上から脱原発を訴える逢坂誠二衆議院議員です。
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