一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2125  281回岩戸句会 1月

2020年02月07日 | 

初雪や病院帰りの大ラーメン     海人   

師に宛てて一句書き足す賀状かな 

 

指差せば凍星おおと応えけり     さくら

おのおのが武装している冬木の芽

 

マックコーヒー一杯百円冬の朝    余白

すき焼きを「松屋」で食べる冬の夜

 

大寒や夜明けの三日月天を射る    パピルミ

小兵がヒョイと持ち上げ沸く初場所

 

くっきりと故郷の山冬茜       イヨ

松の青残して静か冬景色

 

ダイバーの風呂は廃船アロエ咲く   薪

定家葛の種子の睫毛や山眠る

 

初春や富士丹沢の峰白し       沙会

少しづつ用事が残る冬の暮

 

池凍るなれど北極溶けている     炎火

はらいせに初カラオケとなりにけり   

 

約束のごと椿咲くお庭かな      鞠

箱根縁七福神に梅香る

 

梅咲きて人恋しきや眠り窯      洋子 

初コーヒー少しこげたるフランスパン 

 

新年の気もひしひしと座禅会     貴美

寒中の不穏な陽気帰り花

 

約束のごと椿咲くお庭かな      鞠

箱根縁七福神に梅香る

 

鳥飛翔明治神宮淑気満つ       稱子

隣家売却変わりゆく街去年今年

 

山雀も群れて加わる雪景色      雲水

本当です犬も炬燵で丸くなる

アロエ

コメント
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