磯子ヴィレッジ近況報告

磯子ヴィレッジの近況とそこで得たノウハウなどを写真付きで投稿

50M(メガ)のアンテナ -磯子ヴィレッジ-

2016-09-13 18:39:11 | 日記
 今日は、雨模様でが、秋らしくなってきました。
セミの声も、今日は遠くでかすかに鳴いているのが聞えるのみです。
それに代わって、コオロギの鳴き声が一段と高くなりました。

 草木の花も秋らしくなってきました。
木々を覆いつくしているクズも花が咲き始めました。

≪クズの花≫
ヌスビトハギなども咲いています。
そして、ススキが穂を出し始めました。

≪ススキ≫
明後日15日は、十五夜ですね。

昨年の9月12日の投稿を見るとセンニンソウの花がトップにあります。
場所は異なりますが、今年も咲いています。
規則正しく花を咲かせるのですね。

≪物置の軒先に咲いたセンニンソウ≫

 アマチュア無線の50MHzのアンテナを建てました 。
3.5M、7Mのアンテナを張り、21M,50Mのアンテナにも同一方法でチャレンジしました。
21Mのアンテナは上手くいきました。
しかし、50Mのアンテナは、どこが最良点かわからず、上手くいきませんでした。
他の周波数との関係があるかと思っています。
それに、アースの長さも影響してきていると思われます。
この傾向は、21Mでも見受けられます。
また、アンテナの先端の高さも低いものになってしまうので、あまり芳しい物でないと思われます。
そこで、50Mに関しては、他の形式のアンテナにすることにしました。

 とにかく、簡単な方法でアンテナにしたいと思いました。
ダイポールやグランドプレーンなども検討しましたが、今までに使ったことがないクワッドアンテナを選びました。
選択の理由は、自己平衡作用があること。
地上高1/2波長位でも良いパターンがえられること。
複数エレメント(キュビカルクワッド)に発展が可能なことなどです。

 材料は、塩ビ板に、長さ2.5m程の女竹を2本Ⅹに組み合わせその先端4カ所にビニール被覆電線を約1波長分(6.1m)張りました。
1辺約1.5mの4角形になります。

Ⅹに組んだ女竹は、少し見映えを良くするためと少しでも長持ちさせようと、白ペンキを塗ってみました。
塩ビ板に2カ所穴を開けて、女竹を針金で留めましたが、結構しっかりして満足です。
これを約3.5mの竹竿に取り付けました。
給電点の地上高は、約2.7mです。


≪クワッドアンテナ全景≫
 電気特性を測定してみました。
51Mでインピーダンス124Ω SWR2.6
50Mでインピーダンス115Ω SWR2.7
とSWRが2以上です。
給電側のインピーダンスが50Ωですから、SWRが2以上になって当たり前です。
そこで、インピーダンスを合わせるため、50:110のバランを入れてみました。
51Mでインピーダンス57Ω SWR1.45
50Mでインピーダンス77Ω SWR2.0
となりました。
インピーダンスが低くなって、SWRも低くなりましたが、SWRは期待したほど下がりません。
何が原因か調べて直して行きたいと思います。
しかし、同軸ケーブルが5D2Vと細く、長さも約80mと長いので減衰が大きいのでしょう。
送信機の出力点でのSWRは、1.0となっています。
入出力ロスは大きいのですが、送信機に対する負担は小さいと判断し、使ってみることにしました。

 早速リグに接続して受信をしてみました。
何局か聞こえますが、Sメーターは全く振れません。
ダメか。
リグが壊れているのかな?
と思いました。

 暫く、ワッチを続けているとCQを出している局長さんが居られます。
ためらいがちにコールをしてみました。
早速、応答を頂きました。
RSレポートを頂き、リグもアンテナも正常に動作していることを確認し安心しました。
局再開、初めての50Mでの交信(QSO)でした。
そして、50MでのSSB通信は、初めてでした。
OMさんとは、自作のアンテナの話など初QSOから楽しい話をさせて頂き大変喜んでいます。

 50Mもかつてとは、大分様変わりしているようです。
最初開局した当時は、50MのAMで盛んにQSOをしていました、
50M、AM全盛の時代でした。
近くに沢山の局があり、誰かの声がいつも聞こえていました。
もっとも、アンテナも大きな物でした。

≪50Mで盛んにQSOしていた当時のアンテナ≫
(注;空の縞模様は、写真が古いため印画紙が歪んで出来た模様)
5エレメント八木アンテナ上下2段スタック
地上高約18mほどあったと思っています。(データを探して無いのではっきりした数字はわかりません。)
もうこんな大きなアンテナを建てる自信はありません。
他のことで、無線ライフを楽しんでいこうと思っています。

 今回製作のクワッドアンテナの選択の理由の1つである「自己平衡作用があること。」を生かすことはできませんでした。
インピーダンスを合わせるために、整合用にバランを入れました。
そして、他の選択理由であるパターンの測定と多数エレメント化は、今後の課題とします。

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 2016-04-12 アンテナ奮闘記 -磯子ヴィレッジ-


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