≪甘夏≫
昨年7月3日にご紹介した甘夏のその後です。
約9ヶ月経って、葉陰に隠れていた緑の実がこんなに大きく、黄色に色付きました。
食べられるまでに1年以上かかると思っていたのですが、もう食べることが出来ます。
この木のほかに、3本甘夏の木がありますが、どの木も実りが良いようです。外の皮と中の袋を取り除き、実を砂糖付けにして冷やすと大変おいしく頂けます。
この木は樹齢60年ぐらいになりますでしょうか?
樹高3mほどの木ですが、樹幹を大きく広げています。
200個ほどの実がなっています。
≪今年も来ました≫
テラスハウスへ向かう道の途中に池があります。3月1日のブログでご紹介した小学生の生徒さんに見学してもらった池です。
半径4mほどの円を4分の1にした扇形で、12,3㎡ほどの大きさです。池の底は、泥のままで、特にコンクリートなど打っていません。天然の湧き水が湧いています。かつては、野菜や農具、木材、障子の桟などを洗う洗い場として使っていました。大きな鯉も泳いでいました。その後、洗い場として使われることもなくなり、手入れもしなかったので、ほとんど埋まったような状態になってしまいました。誰が放したのか名前もわからない小さな魚が沢山泳いでします。
毎年2月の雪の降る頃になるとヒキガエルが、沢山やってきて卵を産みます。産卵時期は、ヒキガエルの鳴声が辺りを賑やかにします。
ところが、今年は、3月になっても鳴声が聞こえません。
道路を拡張するために、崖を壊したり、周囲の木を切ってしまったので、棲家や隠れ場所が無くなってしまい、生存できなくなってしまったようです。外敵に攻撃されて死んだカエルを何匹か昨年は見ました。
生活していく為に仕方の無いことだとは、思いますが、申し訳なく残念なことです。
ところが先日池の中を除くと、ちゃんと卵が生んであります。
(ところてん状の紐の中に黒い点が見えるのが卵)
カエルの姿を見ることは出来ませんでしたが、まだ、どこかにカエルは棲んでいて、今年も来てくれました。大変嬉しいことです。
卵の数は、昨年に比べるとずっと少なくなってしまいました。
これ以上自然を壊さないようにしていきたいと思っています。
卵は、3月28日現在孵化して写真のようにちっちゃなおたまじゃくしになっています。
(小さな黒の粒がおたまじゃくしです。)