goo blog サービス終了のお知らせ 

こどもてつどう でんしゃごっこきっぷセット ~その2

前回エントリーの「こどもてつどう でんしゃごっこきっぷセット」ですが、券の仔細を見て参りましょう。


まずは1つ目のセットです。

   


1枚目は「こども大宮駅」の小児用入場券です。
白色無地紋のB型小児専用券で、東京印刷場の様式とよく似た券です。ただし、「普通入場券」ではなく「記念入場券」となっています。


   


裏面です。
「この券で大宮駅への入場はできません。」という注意書きがあり、発行事業者は「東日本こども鉄道」の大宮駅となっています。


   


あいにく大宮駅の小児専用券が手元にありませんが、上野駅発行の小児専用券を御紹介いたしますが、どうやらこれがプロトタイプのようです。


   


2枚目の券は大宮駅発の「こども自由席特急券」です。
桃色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、着駅は「東京電環・東京山手線内」という考えられない活字の並びになっているユニークな券です。


   


このような券をモデルに作成されたのだと思いますが、この券についても「この券で電車に乗車できません。」という注意書きがあります。
図示いたしませんが、裏面は券番のみです。


   


3枚目は「こども普通列車 グリーン券」です。
若草色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、こちらの着駅は東京電環一つだけになっています。やはりこの券も裏面は券番のみとなっています。


   


この券もかつて国鉄で使用されていた様式を模しているようですが、恐らくこんな券を参考にしたのでしょう。


それでは次回、2つ目のセットを御紹介しようと思います。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

こどもてつどう でんしゃごっこきっぷセット ~その1

先日出張で大宮に行った際、構内にある鉄道グッズ専門店「GENERAL STORE RAILYARD 」で面白いものを見つけました。

じゃじゃーん!


      


その名も「こどもてつどう でんしゃごっこきっぷセット」です。 

台紙に国鉄時代のきっぷを模した硬券が3枚入っているもので、種類は3種類あって、すべて1セット税抜き400円です。
印刷の感じから、これらの製品は関東交通印刷で調製されたものと思われ、なまえ通り「こども用の電車ごっこ用のきっぷ」ですが、実際に鉄道会社で使用されている硬券を印刷しているメーカーのものだけあり、なかなかそそられます。


      


      


思わず3種類コンプリートです (^^♪


      


台紙の裏面はこんな感じです。
こども対象の内容ですが、「例え遊びでも、駅の改札口で見せたりしますと、使用すると疑われる場合があります。」とか、「本券を不正に使用しますと、不正乗車の行使の目的での罪に、問われる可能性もあります。」とか、内容は結構怖いです。


それでは次回、中身の硬券をひとつひとつ見ていきましょう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

北海道ワイド周遊券 ~その2

昭和618月に日本交通公社吉祥寺営業所で発行された、北海道ワイド周遊券のB片です。


   


青色こくてつ地紋の軟券式周遊券で、民間印刷による印版印刷券となっています。


この券はほぼ10年前の2008113日、拙ブログエントリーの「北海道ワイド周遊券」で御紹介いたしたものですが、このエントリーがNHKさんの目に留まったようで、明日、116日(火曜日)午後308分から午後400時にNHK総合テレビで放送される「ごごナマ」という番組の「いつの時代にも登場!?〇〇族」というテーマで、戦後の享楽的で意気盛んな若者たちを表した「太陽族」から、昨今の健康志向のビジネスマンを表す「一駅族」まで、世相と日本人を映し出す鏡であり続けてきた「〇〇族」の歴史をたどる内容の資料として紹介される予定です。

今回御紹介の券は「カニ族」を説明するときに使用される予定です。カニ族とは大型リュックサックを負った旅行者を指した俗称で、大きなリュックを背負って列車の通路や出入り口をカニのような横歩きを後ろ姿がカニの後ろ姿に似ていることが語源のようです。
今では聞かなくなってしまった言葉ですが、現在でもバックパッカーという言葉に替わって生きています。カニ族は北海道や四国・九州などへ往復でき、広範囲に亘って自由乗降が可能であり、しかも学生割引(2割引)と往復割引(1割引)の対象にもなっており、3割引で利用できるだけでなく、往復の経路や周遊エリアにおいて急行列車の普通車自由席を追加料金不要で無制限に利用できるという利点があった「ワイド周遊券」をよく利用していたことから、番組では周遊券の画像を探していたのだそうです。


ごごナマという番組名の通りの生放送ということもあり、国会中継や突発的なニュース、時間上の理由などで放送が延期や中止されてしまうこともあるかもしれませんが、もしお時間が許される方は是非ご覧になって頂きたいと思います。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

肥薩おれんじ鉄道 水俣駅発行 普通入場券(~その3)

先般、肥薩おれんじ鉄道の水俣駅で発行された普通入場券を御紹介いたしましたが、前回エントリーの国鉄時代の同駅普通入場券に大変酷似していることに気づかれたかたも多いのではないかと思います。ここでちょっと、今回は両者を比較してみましょう。


   


画像の再掲ですが、上が肥薩おれんじ鉄道のもので、下が国鉄時代のものです。
国鉄時代の券が門司印刷場で調製されていますが、肥薩おれんじ鉄道は関東交通印刷で調製されていると思われ、様式を敢えて九州のスタイルにして作成されたものと思われます。


   


駅名の文字も似ていますが、比較してみますと太さが異なっており、雰囲気は似ていますが細かく見ると違いがわかります。「駅」という字が一番似ているでしょうか?


   


次は「普通入場券」の文字と料金の表記です。
こちらも細かく見ると活字は異なっていますが、雰囲気は似ています。ただ、何となく100の位の「1」が若干斜めっているところが同じような角度で斜めっており、これが偶然なのか故意なのか興味深いところです。


決してそっくりではないものの、ここまで似たように作成されると、趣味的に素晴らしいですね。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

水俣駅発行 普通入場券

昭和59年3月に鹿児島本線(現・肥薩おれんじ鉄道)水俣駅で発行された普通入場券です。


   


B型白色無地紋の大人・小児用券で、門司印刷場で調製されたものです。

同駅はかつて国鉄鹿児島本線の駅で、同線の他に山野線の分岐駅となっていましたが、JR九州に分割民営化された後の昭和63年2月に山野線が廃止され、平成16年3月には九州新幹線が開業すると並行在来線である鹿児島本線は熊本県八代駅と鹿児島県川内駅間が第三セクターの肥薩おれんじ鉄道に移管され、同駅は肥薩おれんじ鉄道の駅となっています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »