尻手駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

1980(昭和55)年2月に、南部線尻手駅で発行された120円区間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色こくてつ地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。
駅で購入して入場してから、何となく券面に違和感を感じました。電車に乗車して目的地の川崎駅へ行くまでの間、ずっと眺めていて気づきました。120の百の位の数字が上下逆なのです。

乗車券は印刷されてからきちんと検査を受けて出荷されるはずではありますが、こういう印刷ミスを犯してしまったまま世の中に出てしまった券はボチボチ見かけます。


この券がなぜ出荷前の検査を潜り抜けて出荷されてしまったのかはわかりませんが、もしかすると集中印刷であったためであったのかもしれないと考えています。
乗車券の印刷方法については拙ブログ2021年6月28日エントリーの「小面印刷と集中印刷 ~その1」にありますように2種類の印刷方法がありますが、印刷前に裁断された券紙に1枚づつ印刷する小面印刷に対し、今回御紹介の券は大判の券紙に一度に135枚を印刷してから裁断する集中印刷の方式によって印刷された券です。


   

裏面を見ると集中印刷特有の券番表記になっています。仮に印刷時にすべての券が10,000枚請求であったとすると1回の印刷時に27口座分の券が同時に印刷されることとなり、1枚の版に同じ券の印版が5カ所作成されることになります。
御紹介の券の券番は7814番ですので、1,563枚目の4枚目の版になり、仮に5つある印版のうちの4版だけ、活字が逆さになっていた場合、1枚目から逆さになっている時よりも4枚目の4の倍数の券だけの方が気づかれにくいということになります。


あくまでもこれは私見であり、推測です。

ここで「私見です」とか「推測です」と申し上げると、すぐに「おまえはやっぱり馬鹿だ」だのという中傷的なコメントを入れてくる人がいますが、中傷的なコメントに対して、目くじらを立てていても自分を消耗するだけだし、面倒くさいのでスルーします。それ以上を考える必要もなければ、反論を考える時間の方が惜しいからです。
スルーすると書きましたが、なにもそういうコメントを読んでいないわけではありません。むしろ書いている人に尊敬すらしています。何故ならば、その人はご自身が好きではない(むしろ嫌いな)ブロガーの記事を隅から隅まで読んでいるからこそ、中傷するコメントが書けるのです。私だったら、そう言う記事に出会っても、読む時間が無駄なので、読みもせずに次に行きます。
コメントを書いてくれることに関して管理人としてはうれしいですが、顔が見えない分、配慮やマナーのない発言やコメントに対して承認する気も返信する気もありません。

多くの人は無駄なことに時間を使うのは嫌です。だから、普通なら嫌いなブロガーの記事なんて「読まなければいいじゃん」と思うけれど、それでも無駄な時間を費やして隅から隅までよく読んで、さらにはもっと無駄な時間を費やしてコメントを書いてくれたことに、私は素直に感謝します。しかも、誤字脱字までチェックして添削までしてくれる「赤ペン先生」までしてくれるのです。よくやったと褒めてもいいくらいだし、すごいと思います。

私のブログは何年か前からコメントを一旦保留し、私が目を通して承認することでコメントとして公開される方式にしました。本当はそのままコメントが反映できるのが一番なのですが、カテゴリーが「鉄道」である以上、訪問者に世間の常識がわからない、もしくは世間とはズレている「鉄ヲタ」くんが多いのが事実であり、どうしてもマナーのないコメントが多く、酷いときにはそういう人同士が、私のブログのコメント欄を使用して、お互いにご自身の「知識」を衒ってバトルを勃発させていた、ということもあって承認制にさせて戴いた次第です。

マナーがないコメントというのは、駅のトイレに落書きをするようなものと同レベルのような気がします。こんなことをわざわざ書かなければならないというのは民度が疑われますが、事実としてそう言うコメントが存在するのでちょっと書かせていただきました。

安易にコメントしているつもりでも、場合によっては名誉毀損罪や暴行罪で訴えられて、いずれ自分に返ってくることもあるので気をつけた方が良いと思います。

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