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JR東日本 羽後本荘駅発行 乗車券・出羽号立席扱いB特急券 連綴券

昭和62年5月に羽後本荘駅で発行された、秋田ゆきの乗車券・出羽号立席扱いB特急券の連綴券です。


   


青色こくてつ地紋のD型券で、こくてつ時代に新潟印刷場で調製されていた残券が使用されているようです。

当時、羽後本荘駅では7時39分発の出羽号が秋田までの朝の優等列車になります。6時を過ぎますと途中で寝台特急の旅客が下車して空席が出てくることと、逆に、朝7時台に運転される特急には近距離利用客でそれなりの需要が見込めるため、空席が出ることを前提として自由席特急券相当額で乗車できる立席特急券が発売されました。

立席特急券で乗車する旅客は予め指定された号車に乗り、B寝台の下段の空寝台を座席代わりとして使用することができ、リネン類を使用して横になることはできませんでした。


大抵、このような立席特急券はD型の専用券が発売されるのが一般的ですが、それなりの需要があったのでしょう、ここでは乗車券も一緒になった連綴券として発行されていました。

また、通常は「立席特急券」として発売されていますが、敢えて「立席特急券」とはせずに「B特急券」となっており、「(立席扱い)」という表記を追記することで「立席扱いの特急券」として発行されています。

立席特急券は自由席の設定がない全席指定の特急列車が混雑していて「着席できない」時に発行するもので、原則着席できないもののため、敢えてこのような表記にしたのでしょうか?

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