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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

マーケティング研究 他社事例 その169 次世代シフトの波①~デジタル化で経営不振から脱却~

2018-01-06 06:53:09 | ビジネス
こんにちは、彩りプロジェクトです。

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次世代シフトの波①~デジタル化で経営不振から脱却~

ここまで、シーメンスとSAPについて見て来ました。

さらに両社により、デジタル化の動きが活発化している事例を共有していきましょう。

ドイツ国外では、部品や製造装置をインターネットで相互接続するIOT化に関する規格の標準化作業に積極的に関与しています。

IOTの国際基準を定める国際電気標準会議(IEC)や国際標準化機構(ISO)では、両社の技術者がメンバーとして参加し、アメリカや日本と進める標準作りに、ドイツですでに活用されている方式の採用を働きかけています。

一方、ドイツ国内では、政府や大学と緊密に連携し、ドイツの企業全体にIOTの浸透を図っています。

連携団体である「プラットフォーム・インダストリー4.0」の運営は、SAPとシーメンスの幹部が深く関与しており、同団体の運営委員会を務めるSAPのベアント・ロイカート取締役は「大手から中小企業へと着実にデジタル化が広がっている」と言っています。

ドイツの産業を丸ごとデジタルシフトさせようともくろむSAPとシーメンスですが、今のところ、株式市場も高評価のようです。

両社の時価総額は現在、ドイツ企業で1位と2位となっており、排ガス不正問題で試練に立たされるVW(フォルクスワーゲン)など自動車業界に代わって、ドイツ産業界の名実ともにけん引する存在になっているのです。

ただし、ここに至るまでの道のりは決して順風満帆ではありませんでした。

両社は2000年代前半、経営のかじ取りを誤って迷走した過去があるのです。

そういった意味では、最悪から這い上がってきたとも言えるのです。

シーメンスは2006年、海外での受注獲得を狙った賄賂や脱税などの容疑が発覚しました。

捜査当局から強制捜査を受け、汚職疑惑は世界規模のスキャンダルとなったのです。

1992年からCEOを務めていたピーラー氏は、風力発電機や医療機器事業などを買収するなど事業構造改革を進めていましたが、引責辞任しました。

シーメンスは建て直しの為に、社外から初のCEOとして、ペーター・レッシャー氏を招聘しましたが、再建を試みましたが業績目標の達成に苦しみ続けたのです。

再起をかけ、稼ぎ頭だったエネルギー分野での原子力事業の再強化を計画しましたが、2011年の東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、逆に撤退を決断しましたが、2013年に監査役会によって事実上解任されたのです。

同社が成長軌道に再び乗り始めたは、ケーザーCEOが、デジタルシフトを加速してからでした。

一方のSAPも創業以来手掛けてきたERPソフトを顧客企業のサーバーにインストールし、ライセンス料を撤収する「パッケージ型」のビジネスに固執してきたことが、裏目に出ました。

2000年代前半に登場した、ネット経由でサービスを提供する「クラウド型」のビジネスモデルへの転換に乗り遅れたのです。

2008年にCEOについたレオ・アポテカー氏は再建を試みましたが、金融危機の影響で企業のIT投資が減り業績が低迷しました。

わずか2年で退任を迫られたのです。

状況が好転したのは、共同創業者のプラットナー氏が学生らと開発したHANAを2010年に発売し、それを軸にアポテカー氏の後任のマクダーモットCEOがクラウド型ビジネスへ急転換を図ってからでした。

シーメンスにとっても、SAPにとっても、第4次産業革命への対応は、会社の存亡をかけた負けられない戦いでした。

その危機感が、両社を復活させ、ドイツ全体のデジタル化を推進する原動力になっていると言っていいのではないでしょうか。

シーメンスの経営全体を監督する立場にある監査役会会長には、かつてSAPでマクダーモット氏と共同CEOを務めたジム・ハガマン・スナーベ氏が就任しているのです。

そのことからも、ドイツの第4次産業革命が黒子2社を両輪として進んでいる姿をうかがい知れます。

ビジネス上のライバルであっても、産業全体が直面している共通の課題に対しては、企業の垣根を越えて協力するという、そこにドイツで加速するデジタル革命の神髄を見ている気がします。

(続く)


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