My-boomよ、永遠なれ。

熱しやすく、冷めやすいお調子者のマイブーム日記…
いよいよ人生は佳境に“ラスト・クオーター・サバイバル”へ

そうだ。九州・奄美へ行こう!その1

2009-11-17 19:36:36 | 奄美・加計呂麻日誌
住居まわりの整理もほぼ片付き喪中葉書も投函し、行き付けの病院(内科)での診察と処方箋を受け取ったのは先日13日でした。
今年の一月には九州の航空基地を中心に旅をしましたが、今回は2005年8月に奄美諸島・加計呂麻島に行った以来の奄美方面を中心にした旅を決行することにしました。
旅の足は流石にサイドカーと言う訳に行かずBOONにキャンプ道具やカメラ機材を搭載することになりました。
期間は今月28・29日のショップ・ツーリング(川湯温泉)に間に合うように帰る予定です。

11月14日…時々
前日に奥野モータースで車のオイル交換と車体チェックを受けた後、午後8時頃に出発し途中のSAで給油や休憩を取りながら午前6時半ごろに本州の西端に到着。
<関門橋>

壇ノ浦PAより

今回は鹿児島新港までの約950kmを(休日割引で高速代2100円)BOON(燃費:約20km/L)でひた走り、フェリーターミナルで車を預けます(1500円/日)。
本人(二等船室8800円)+手荷物(1000円)で「フェリーなみのうえ」で夕刻6時に港を出ます。
このフェリーではほぼ寝っ放し状態で夜間航行と言う事もあり特筆することはありません。

11月15日…
奄美の名瀬港には早朝5時に到着しました。
今回奄美大島で宿泊ベースとなるのがドミトリー形式の「ゲストハウス涼風」と言うところです。
ここは格安のレンタカーもしており、宿のお母さんが港まで早朝にもかかわらず出迎えに来てもらい、荷物を積み込んだ車がそのままレンタカーとして使うことになります。
<ゲストハウス涼風>

何のことはありません。普通のアパートの一室に複数の多段ベットをおいた共同簡易宿舎です。
手前が今回の足となるレンタカーです。
宿泊料金が1980円/日、レンタカー代2880円/24h、宿泊+レンタカーだと500円引きになります。
設備としてはちょっとびっくりのシャワールームと和式水洗トイレ、ADLSで繋がったPCなどで詳しくはHPでも見てください。
メールチェックもあるので持参したネットPCを繋いで使っています。
レンタカーには3~4世代前かと思われるカーナビが搭載されています。起動しても衛星補足中やフリーズ状態がほとんどで使い物になりません。わかっていれば自分のミニゴリラを持参したのに…。

少し休眠を取って島巡りに出かけます。
以前の奄美への目的はキャンプ・宿泊が主な為に観光することは殆どありませんでしたが、今回は折角なので各地を巡ることにしました。

全走行距離約100km

奄美と言えば黒糖焼酎でしょう。
なかでも兎のシンちゃん共々愛飲しているのが「浜千鳥乃詩」です。
独特な芳香がたまりませんね。
そこで製造元でもある大島の西南部の龍郷町にある奄美大島酒造に向かうことに。
<奄美大島酒造>

いきなりのモニュメントです。


工場見学もあるようですが日曜日ということでラインがお休みと言うことで見学は断念。
すでに閉館していそうな美術工芸館には何があったのでしょうが?オーナーの道楽の末路か…。


製造銘柄は「浜千鳥乃詩」以外に「高倉」と言う初めて知ったものもあります。
浜千鳥乃詩の原酒をはじめ幾つかの焼酎を兎宛に送ることにしました。
これならワインと違ってA女史の餌食になることはないでしょう。

実は涼風のシャワーがトラブルで使えなくて、近辺の日帰り入浴施設を検索したところ龍郷町で奄美大島酒造の近くにあることが判明したので直行しました。
<どぅくさぁや館>

この9月で閉館しておりました…

気を取り戻して昼食を目指して、さらに車で西に5分ほど向かうと奄美の郷土料理の鶏飯専門店があります。
<けいはん ひさ倉>


「鶏飯」は鶏肉、錦糸卵、しいたけ、パパイヤの漬物、タンカン(柑橘類)の干皮などの具を熱いご飯の上にのせ、地鶏スープをたっぷりとかけていただくのです。



うなぎのひつまぶしに似た様な食べ方ですね。
ご飯はさすがに量が多くて食べ切れませんでしたがあっさりスープはなかなか行けます。950円也。

この後、岬巡りが続きます。
岬の由来は看板でご理解ください。チョー手抜きでごめんね。
<蒲生崎観光公園>






更に奄美大島最北端へ。
<笠利崎灯台>




地形がこんもりと丸く、その姿があや織のマリに似ているところからこの地名がついたらしい。
<あやまる岬>




奄美群島の自然・歴史・文化を一堂に紹介しています。ま、空港施設と絡めたハコ物行政の典型的な施設かな。
<奄美パーク>


観光バスの団体さんがちょうど入館して来たので施設案内を傍聴することに。


併設されている田中一村記念美術館へ。

奄美大島の自然を愛し、その植物や鳥を鋭い観察と画力で力強くも繊細な花鳥画に描いた日本画家である。
日本画に南画や西洋画の影響を受け継いだ独特の画風はユニークですが私的には中途半端な感じもします。

本日の観光の最後は大浜海浜公園です。キャンプ場の視察を兼ねて来ましたが波が大きく途中の堤防兼歩道を行くことが出来ませんでした。


夕方には涼風の近くのスーパーにて焼酎とつまみを買出して終わることにしました。
夕食は名瀬繁華街にある南州ラーメンという鹿児島でチェーン展開しているようなお店でとんこつラーメンを頂きましたがこれまた特筆すべきものはありませんでした。

11月16日…
今後天気が下り坂になりそうなので今日からのキャンプを中止にし、今回キャンプ地として本命のヤドリ浜以外のキャンプ地を視察することにしました。

昨日行った大浜海浜公園の小浜キャンプ場は公園駐車場からヌルヌルして歩くのが怖い堤防兼歩道で数分の所にあります。
良く芝生も手入れされていて、水回りも整備されています。キャンパーは2組いてとても良い所だとキャンプを勧めてくれます。
ロケーションは良いのですがキャンプ道具が結構多いので荷物運びが困難なのが残念です。おそらくキャンプ中に波浪警報でも出たら帰れないかもしれません。
そんな時は裏道として急斜面の歩道があるそうです。一泊300円は魅力なんだけれどな~。

奄美大島はキャンプ場が少なくほとんどが海岸沿いに位置しますが、唯一原生林の中のキャンプ場を目指すことにしました。

全走行距離約112km

奄美フォレストポリスは村営の一大アウトドア施設です。どうしてこんな原生林の中に何の関連もない娯楽・遊戯施設を作ったのか理解に苦しみます。
県道から分け入る林道も結構ヤバイ感じで、途中何度か下山道を間違える始末でした。





こんな所でフィールドアスレチックやバッテリーカーで楽しむか?
キャンプは下手にするとハブや虫さんにやられそうな感じもするし…。キャンプはNGかも。

途中で綺麗な滝があります。
<マテリアの滝由来看板>


<マテリアの滝>


海岸沿いを走る県79には綺麗な漁港も点在します。
<今里漁港>


<船越(ふのし)海水浴場>

シーズンオフのせいか流木や漂流ゴミがあります。
ここでテント張っても見に来る人はいない様な気がします。すぐ裏が車エビの養殖場があります。

帰路に着くも昼食をとる所がありません。もちろんコンビニなどある訳がありません。
名瀬近郊まで戻らないとご飯は食べれないかもしれないと思っていたところに道の駅がありました。
<道の駅 奄美大島住用>

急場しのぎで天ぷらうどんを頂きとりあえずは一安心です。
ここの道の駅は以前も洗面やトイレなどでお世話になっています…感謝。

夕食はホカ弁ですましブログの更新作業に入ると宿のお父さんが「一杯どう?」と焼酎(れんと)を持参されたので、昨日買っておいた浜千鳥乃詩も併せて二人で呑むことになりました。
お陰でブログ更新は一日遅れとなりました。
<涼風のお父さんと…>

この宿を始めてまだ3年程度だそうで、沖縄ではドミトリーが人気があるようなので奄美で一番に登場させたそうです。
この夏の皆既日食には凄い人が入ったそうですが、肝心の8月はさっぱりだったそうです。
総体的に奄美の観光客が少なくなって大変だそうです。夢はなんと東京や京都にチェーン宿を作ることだそうです。

追伸
この日は最初に名瀬のハローワークに行ってきました。
その理由はこの先、奄美にIターンしてもいいかなと軽く考えていたのでまずは求職状況などを知りたかったのです。
予想通り厳しい現実がありました。
今の地元でさえ求職状況は大変厳しいものがありますが、その上を行っています。
宿のお父さんも憂慮していましたが大方の道は整備されその上、人口減・観光客減で年寄りばかりになりつつある奄美を。


そうだ。九州・奄美へ行こう!その1
そうだ。九州・奄美へ行こう!その2
そうだ。九州・奄美へ行こう!その3
そうだ。九州・奄美へ行こう!その4
そうだ。九州・奄美へ行こう!その5
そうだ。九州・奄美へ行こう!最終章


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