滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【1003/26:県庁周辺活性化】県が街づくり構想 住民と議論、新年度中に策定へ

2010-03-04 00:16:42 | Weblog
【写真:文化施設が閉鎖する滋賀会館=大津市京町で】

 県体育文化館や滋賀会館など老朽化した県施設が多くある大津市京町の県庁周辺の活性化を目指し県は、にぎわいの創出を目指すための将来構想の策定に乗り出した。県民との議論を進め、新年度中に構想をまとめる。

 県庁周辺には、2008年12月に閉鎖された体育文化館や、今後文化施設の廃止を予定している滋賀会館など老朽化した県施設が集中。JR大津駅に近い県都の中心でありながら、市街地や商業施設は郊外化が進んでいるため、閑散とした県庁周辺を活性化することは長年の課題になっていた。

 そこで、県はこれらの県施設や現在、駐車場として利用している遊休地を活用し、街づくりを進めていくための構想を策定することにした。

 県立大建築デザイン学科の松岡拓公雄教授をリーダーとするグループに県庁周辺の現状や住民ニーズの分析、今後の活用方法などの研究を依頼。提出された報告書をもとに、たたき台として、将来構想の骨子案をまとめた。

【写真:閉鎖された体育文化館=大津市京町で】

 大津市や地元住民らと意見交換し構想案を策定中で、これをもとに議論を深め、新年度中に構想を策定する方針だ。

 骨子案では、目指すべき目標を、魅力ある住環境や都市機能の集積化によってにぎわいを創出することに設定。低層の集合住宅やスポーツジム、カフェ、病院、ベンチャー企業支援施設などの機能を備えることを提案している。

 滋賀会館や県庁別館など現在、使われている施設については、改修するのか取り壊して整備をするのかを検討する。

 県企画調整課の担当者は「施設を閉めると利用者が来なくなり寂しくなる。県庁周辺の活性化は長年、言われていてできていない。土地の所有者は行政なので、資産をどう活用するか考える必要がある」と話している。 (小西数紀)

【関連ニュース番号:1002/88、2月11日;1002/76、2月10日など】

(3月3日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100303/CK2010030302000005.html


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