滋賀県の昨年度の一般会計の決算は、景気の悪化で県税収入が450億円もの大幅な減少となり県の借金にあたる県債残高は、過去最高の9600億円あまり、県民1人あたりでは、68万円程度になる見通しとなりました。
滋賀県が公表した昨年度の一般会計の決算見込みによりますと、歳入歳出の総額は国の景気対策などの補正予算に対応した結果、いずれも前の年度より270億円程度多い5300億円台となり、2年連続で前の年度を上回る見込みです。
昨年度は、景気の悪化で法人2税の収入が大幅に落ち込み、県税収入は前の年度より457億円、25%の大幅な減収となり、穴埋めのための借金、減収補てん債を、175億円発行しています。
このため、県の借金にあたる県債の残高は9631億円と前の年度より395億円増えて、過去最高となる見通しです。
県民1人あたりの借金にすると前の年度より2万8000円多い、68万7000円程度となります。一方、県の貯金にあたる主な2つの基金の残高は、前の年度より、およそ55億円減って74億円あまりとなり、今年度末には、さらに減って49億円程度になる見込みです。
県財政課では「税収の増加を期待したいが、大幅な回復は難しく、厳しい財政運営が続くと見られる」と話しています。
(6月8日、NHK大津放送教・電子版)
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064915191.html
滋賀県が公表した昨年度の一般会計の決算見込みによりますと、歳入歳出の総額は国の景気対策などの補正予算に対応した結果、いずれも前の年度より270億円程度多い5300億円台となり、2年連続で前の年度を上回る見込みです。
昨年度は、景気の悪化で法人2税の収入が大幅に落ち込み、県税収入は前の年度より457億円、25%の大幅な減収となり、穴埋めのための借金、減収補てん債を、175億円発行しています。
このため、県の借金にあたる県債の残高は9631億円と前の年度より395億円増えて、過去最高となる見通しです。
県民1人あたりの借金にすると前の年度より2万8000円多い、68万7000円程度となります。一方、県の貯金にあたる主な2つの基金の残高は、前の年度より、およそ55億円減って74億円あまりとなり、今年度末には、さらに減って49億円程度になる見込みです。
県財政課では「税収の増加を期待したいが、大幅な回復は難しく、厳しい財政運営が続くと見られる」と話しています。
(6月8日、NHK大津放送教・電子版)
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064915191.html