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【1107/86:知事公舎問題】知事公舎や県公館は売却すべきだ

2011-07-12 22:25:17 | Weblog
【滋賀報知新聞・社説】

 実に興味深い一般質問だった。7月4日の6月定例県議会の一般質問で、みんなの党の蔦田恵子県議が「嘉田氏は自宅が県庁近くにあり、そこから県庁に通っていると聞くが、それなら知事公舎や県公館を売却するつもりはないか」と嘉田知事の考えを質した。
 
 これに対し嘉田知事は「自宅は比叡平であり、(県庁から)近くにはない。このため基本的な居住は、知事公舎である。知事公舎や県公館の売却については、少し時間がほしい」と答弁した。

 県庁に隣接する県公館は、国内外の賓客の接待などの行事を行うための施設で、平成5年に開館した。知事公舎は知事が県庁近くに居住するために設置された施設で、現施設は同年に建て替えられた。

 4日に公表された嘉田知事の資産等補充報告書によれば、昨年12月31日現在で所有している不動産は、大津市坂本本町の土地・建物(違反建築物)、同市逢坂のマンションの2件のみである。
 
 筆者は朝早く出勤し、必ず知事公舎の前を通るが、ひとが住んでいる気配はない。むしろ読者からは、嘉田知事が逢坂のマンションから歩いているのを目撃したという情報が本紙に寄せられている。だが嘉田知事は先の一般質問で、比叡平が自宅と答弁していることから、その場所に住民票があるものとも受け取れる。もし知事の答弁通り、居住の中心が知事公舎であるならば、住民票を県公舎に移しておくべきと考えるが、はたして実際はどうか。そうでないと、公正証書原本不実記載等罪に抵触するおそれも出てくるからだ。いずれにせよ、県は厳しい財政事情の中、蔦田県議の指摘の通り、知事公舎と県公館の売却は、避けて通れないといえる。

(7月12日付け滋賀報知新聞・電子版)

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