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【0904/111:北大津高空手部暴行事件】加害者2人に賠償命じる:大津地裁判決 

2009-04-15 02:05:47 | Weblog

 大津市の県立北大津高校で練習中に暴行された元空手部員の男性(23)に右半身まひなどの後遺症が残った事件(01年10月)で、被害者への賠償金を立て替えた県が主犯格を含む加害者2人に計約1億2270万円の支払いを求めた訴訟の判決が4月14日、大津地裁であった。石原稚也裁判長は「故意の暴行により重い障害を負わせた被告に、県が求償権を行使するのは信義則に反しない」として2人に計約1億1900万円の支払いを命じた。

 判決では、主犯格の元生徒は「積極的に暴行を加えただけでなく、他の部員らに命じて暴行を加えさせた」と指摘。格闘イベント名から取った「K-1」と称する暴行を事件以前から加えており、賠償責任割合を全体の50%とし、約8000万円の支払いを命じた。もう1人の元生徒にも「主導的に暴行をした」として同22%を認定し、約3900万円の支払いを相当とした。

 同事件では、被害者が県と加害者らを相手取って慰謝料を求めた訴訟の判決が確定し、県は加害者7人の分も立て替えて計約1億6700万円(遅延損害金を含む)を被害者に支払っていた。【後藤直義】

(4月15日付け毎日・電子版:同日付け朝日、14日付け京都・電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009041400131&genre=D1&area=S00

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090415ddlk25040407000c.html

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