【写真:消防隊員らが活動を続ける爆発のあった工場=20日午前2時32分、野洲市市三宅】
9月20日未明に鋳造炉の爆発事故があった野洲市市三宅の京セラ滋賀野洲工場は、今年3月に完成したばかり。吹っ飛んだアルミ製の扉や天井に開いた穴などが、衝撃の大きさを物語る。「なぜ爆発したのか」と従業員はショックを隠せない。
同社によると、事故発生は20日午前0時15分ごろ。1階にある鋳造炉の異状を知らせる警報音が鳴った。炉内の圧力が高まったことを示し、同階にいた男性従業員(30)が炉に近づいたところ、ドンという爆発音が聞こえた。このため、男性は緊急停止ボタンを作動させて屋外に避難。間もなく、大きな爆発音が響いたという。男性は「気が動転して、あまり覚えていない。炉からけむりが上がっているのが見え、とっさに逃げた」と話した。
20日朝の実況見分では、天井に直径約2メートルの穴が見つかった。消防隊員の一人は「衝撃の威力は相当大きかったようだ。近くに人がいたらと思うとぞっとする」。同社の男性管理職(55)は「原因はまったく分からない」と話した。(大西英正、浅野有美)
(9月21日付け朝日新聞・電子版:同日付け中日・電子版なども報道)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001009210003
9月20日未明に鋳造炉の爆発事故があった野洲市市三宅の京セラ滋賀野洲工場は、今年3月に完成したばかり。吹っ飛んだアルミ製の扉や天井に開いた穴などが、衝撃の大きさを物語る。「なぜ爆発したのか」と従業員はショックを隠せない。
同社によると、事故発生は20日午前0時15分ごろ。1階にある鋳造炉の異状を知らせる警報音が鳴った。炉内の圧力が高まったことを示し、同階にいた男性従業員(30)が炉に近づいたところ、ドンという爆発音が聞こえた。このため、男性は緊急停止ボタンを作動させて屋外に避難。間もなく、大きな爆発音が響いたという。男性は「気が動転して、あまり覚えていない。炉からけむりが上がっているのが見え、とっさに逃げた」と話した。
20日朝の実況見分では、天井に直径約2メートルの穴が見つかった。消防隊員の一人は「衝撃の威力は相当大きかったようだ。近くに人がいたらと思うとぞっとする」。同社の男性管理職(55)は「原因はまったく分からない」と話した。(大西英正、浅野有美)
(9月21日付け朝日新聞・電子版:同日付け中日・電子版なども報道)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001009210003