【１００８/２０８：汚職容疑】長浜市汚職で贈賄側業者が複数件の下請け参入

　長浜市発注の水道工事をめぐる汚職事件で、滋賀県警に収賄の疑いで逮捕された市上下水道課副参事中野恒善容疑者（４５）と同課主幹千田一朗容疑者（４１）が監督する工事で、贈賄の疑いで逮捕された堀内久和容疑者（４０）が取締役を務める「滋賀ポンプ工業」が、逮捕容疑にかかわる工事以外にも複数件で下請け参入した実績があることが８月２７日、捜査関係者への取材で分かった。県警はこれらの下請けが決まった経緯や両者の関係について調べを進める。

　市上下水道課によると、中野、千田両容疑者は長年にわたって水道事業に携わってきた技術職員。千田容疑者は堀内容疑者と数年にわたってつきあいを深め、中野容疑者は、千田容疑者を介して、堀内容疑者と知り合ったという。

　中野、千田容疑者の逮捕容疑は、滋賀ポンプ工業が大手水関連会社の下請けに参入できるよう取りはからった見返りに２００８年３月、堀内容疑者から計約４０万円の飲食などの接待を受けた疑い。

【関連ニュース番号：１００８/２００、８月２８日；１００８/１９９、８月２８日】

（８月２８日付け京都新聞・電子版：同日付け中日・電子版なども報道）

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100827000198
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100828/CK2010082802000128.html