次期衆院選の滋賀4区で、自民党公認での立候補を表明していた岩永裕貴氏(35)が3月11日までに、同党県連第4選挙区支部に支部長の辞表を提出した。同党では選挙区支部長が衆院選の候補となるため、立候補は断念する見通しとなった。
同支部は15日に草津市で支部役員会を開き、辞表の取り扱いについて協議する。受理した場合、同日に予定される県選出国会議員と県連役員の会合に報告し、岩永氏の後任候補の選定方法などについて検討に入る。
岩永氏をめぐっては、父で現職の岩永峯一元農相(67)側が宗教法人から提供された6000万円の処理で疑問点が浮上しており、峯一氏の三男である裕貴氏についても「『岩永』の名前では選挙を戦うのは困難だ」との声が党関係者から上がっている。
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(3月11日付け京都新聞・電子版)
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