【１１０１/２５：市民活動支援基金】新基金の仕組み知って 「淡海ネット」がパンフ

　寄付者が使い道を指定できる基金「未来ファンドおうみ」を４月に創設する「淡海ネットワークセンター」（大津市）はこのほど、仕組みを分かりやすく解説したパンフレットを作った。

　同センターはこれまで「おうみＮＰＯ活動基金」を開設し、延べ９５の市民活動団体に助成してきた。４月から公益法人に移行するのを機に、寄付者の思いがより生かされる仕組みを、とファンドを新設する。

　ファンドは従来のＮＰＯ活動基金を含め３種類の基金で構成。「想いを込めた基金」は、３０万円以上を寄付した人が基金の名称を決めたり、助成分野や活動団体の地域を指定したりできる。すでに１企業の寄付で「びわこ市民活動応援基金」が先行開設された。

　パンフレットは寄付者側や助成を受ける団体に仕組みを知ってもらおうと、Ａ４判と三つ折り版の２種類を作った。Ａ４判では基金の解説やこれまでＮＰＯ活動基金で助成した団体の取り組みを紹介。サッカー元日本代表主将の井原正巳さんをはじめ湖国ゆかりの著名人らのメッセージも掲載した。

　同センターは４月からの助成団体を１５日まで募集している。問い合わせは同センターＴＥＬ０７７（５２４）８４４０。

（１月７日付け京都新聞・電子版）

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110107000183