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【1006/69:琵琶湖博物館】湖の国の名宝展 近江の文化財、九州で展覧--あすから 

2010-06-11 00:25:59 | Weblog
【毎日新聞特集「湖国eye」】

 ◇琵琶湖文化館の106点--搬出、開館以来最多

 県立琵琶湖文化館(大津市打出浜)の開館50周年を記念し、6月11日から九州国立博物館(福岡県太宰府市)で開かれる「湖の国の名宝」展(9月5日まで)に向け、展示される文化財が今月4日、トラックに積まれ出発した。同館では5月31日から4日間にわたり、学芸員や美術品専門の運送会社のスタッフが仏像などの搬出作業を慎重に進めた。【後藤由耶】

 同展は奈良時代(8世紀)~江戸時代(19世紀)までの近江の仏教美術をたどる内容。展示されるのは、仏像や巻物、屏風(びょうぶ)など国宝を含む106点で、一度に運び出される点数としては同館が創立された1961年以来最多という。

 搬出作業では、九博と文化館の学芸員らが文化財に懐中電灯のライトを当て、傷やカビなどの状態を入念に点検。運送会社のスタッフは文化財の大きさに合わせて段ボール箱や木箱を組み立て、慣れた手つきでこん包していった。

 01年まで県文化財保護課職員で、現在は九博保存修復室長の藤田励夫さん(46)も作業に駆けつけた。今回の展示を企画した藤田さんは「滋賀の文化財の価値を九州の皆さんに知ってもらいたい。合わせてこれらの文化財を文化館が守ってきたことも伝えたい」と話していた。

【関連ニュース番号:1004/133、4月18日;1004/100、4月13日;1004/43、4月6日など】

(6月10日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100610ddlk25040513000c.html


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