■妊娠から育児まで継続ケア8日から
市立長浜病院(長浜市大戌亥町)は4月8日から、医師に代わって助産師が検診や保健指導をする「助産師外来」を始める。県の委託事業で、妊娠中から育児期まで継続したケアが受けられるのが特徴。県内では大津市民病院、彦根市立病院に次いで3例目となる。
全国的な産婦人科医不足から、県内でも産科を休止する病院が相次いだ影響で、市立長浜病院の出産取り扱いは例年の320件前後から、昨年度は380件に増加。産婦人科医の負担軽減と併せ、「気軽に悩みを相談したい」「ゆっくり診察してほしい」といった妊婦の要望にも応えようと、助産師外来の準備を進めてきた。
対象は、医師が正常に経過していると診断した22週以降の妊婦。助産師4人が、検診や週数に応じた生活指導、新生児のケア、育児相談などを行う。毎週火・金曜の午後1時30分~4時で、予約が必要。
彦根市立病院は2月から、助産師が中心になって出産の介助をする「院内助産所」を開設しており、市立長浜病院も来年4月の開設を目指している。同病院の担当者は「助産師が妊産婦の支えとなり、快適な妊娠生活を送ってもらえたら」と話している。
【関連ニュース番号:0802/70、2月13日など】
(4月3日付け読売新聞:5日付け毎日、朝日なども報道)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20080402-OYT8T00767.htm