滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0905/141:新型インフルエンザ】予防徹底「まず電話相談を」 

2009-05-19 23:40:33 | Weblog

 新型インフルエンザの感染が兵庫や大阪を中心に広がっていることを受け、県内の商業施設や公共機関でも感染予防のためにマスクを付ける人たちが増えている。また、院内感染を防ぐため「発熱外来」を設置した県内の医療機関は18日までに計13に。初設置の4月28日から今月18日までの受診者は計175人に上る。風邪の症状と見分けがつきにくい場合もあるため、県や大津市の「発熱相談センター」は「病院に行く前にまず電話相談を」と呼びかけている。【安部拓輝、豊田将志】

 ■マスク着用広がる

 5月17日、草津市西渋川1の「アカチャンホンポ草津店」には、マスクをした夫婦らが目立った。1歳の長男を連れた大津市の母親(33)は「予想以上にマスクをしている人が多い。私も着けないと」と話した。同店は18日から店員にもマスク着用を指示。カートや買い物かごの消毒も入念にし、出入り口には、買い物客用の手の消毒剤を設置した。同社営業推進本部(大阪市)は「店員がマスクをしていると、お客様から『誰か感染したの?』と心配されるが、あくまで予防策」。

 ■手洗い、うがい徹底を

 今回の新型インフルエンザウイルスは今のところ毒性が弱いとされるが、季節性インフルエンザと同様に妊婦らの感染は比較的リスクが高いという。滋賀医科大医学部付属病院母子診療科は「新型だからといって特別な予防策はないが、妊婦に処方できる薬もある。まずは手洗いやマスクの着用徹底を」と呼びかける。

 ■対策グッズ品薄

 ただ、マスクは既に品薄状態。大津市内の大手ドラッグストアでは、18日の新入荷分も含め、同日、「開店10分後には売り切れた」という。これとは別に、同市長等の「薬ヒグチ」浜大津店でも17日にマスクの在庫がなくなり、入荷は未定。同社大阪本部は「少しでも多くの店に供給できるよう努めたいが、兵庫や大阪に優先的に回さざるを得ない」と話す。

 ■交通機関も対応

 大津市内を走る京阪電鉄(本社・大阪市)では、17日から乗務員と駅員にマスク着用を指示。同グループのバス会社「江若交通」(大津市)も、18日の始発バスから乗務員にマスク着用とうがいや手洗いの励行を求めた。同社の中村光雄運輸課長は「予備の運転手はおらず、もし運転手が感染したら、どうすればよいのか……」と心配そうに話した。

 ◇2000件超える相談--県内8カ所の発熱センターに
 県内8カ所の発熱相談センターへの相談件数は、4月29日~5月18日(午後5時15分)に2194件。特に、18日の相談が急増し、1日だけで1090件に上った。

 うち大津市は19日午前8時半からセンターの番号を変更する。相談の大幅増に対応するためで、相談対応の専属職員を配置し、毎日24時間、対応する。

==============

 ■県内の相談窓口■

 (発熱相談センター)

県健康推進課
    077・528・4983
    (24時間対応)

大津市 077・524・5203
    (24時間対応)

各保健所
 (午前8時半~午後10時、土日祝も対応)

草津  077・562・3526
甲賀  0748・63・6111
東近江 0748・22・1253
彦根  0749・22・1770
長浜  0749・65・6660
高島  0740・22・2525

(5月19日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090519ddlk25040403000c.html


最新の画像もっと見る