滋賀県内初の聴覚障害者授産施設「びわこみみの里」が守山市水保町に完成し、15日にしゅん工式がありました。焼き菓子製造や犬のトリミング(毛の刈り取り)などの就労支援設備を備えており、関係者らが開所を祝いました(関連ニュース番号0703/54、3月27日を参照)。
意思疎通に悩むケースが多い聴覚障害者の支援のため、県聴覚障害者福祉協会などが資金を募るなど6年前から準備。昨年10月に着工しました。
みみの里は鉄筋コンクリート平屋約700平方メートルで、総事業費は約1億5000万円。手話のできる講師の指導で資格取得を目指すトリミング室や、バームクーヘンなどの焼き菓子を製造する菓子工房、犬を連れて飲食を楽しめる喫茶店「ドッグカフェ」などを設けています。
式には関係者ら約120人が出席。板垣幸男所長が「聴覚障害者の拠点として自立につなげ、聴導犬の普及にも力を入れたい」とあいさつしました。
ドッグカフェは来月初めにオープンする予定です。
(4月16日付け京都新聞の報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007041600042&genre=O1&area=S10