滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【0710/162:栗東、RD社産廃処分場】県が10月30日、本格的な掘削調査に着手

2007-11-01 00:04:17 | Weblog

倒産した栗東市小野の産廃業者、RDエンジニアリング社が最終処分場に大量の有害物質を含む廃棄物を違法に埋め立てていた問題で県は10月30日、汚染の全容を解明するための本格的な掘削調査に着手しました。県などのこれまでの調査では、処分場と周辺から基準値の十数倍の濃度のヒ素などを検出しています(関連ニュース番号0710/138、10月27日など)。

今回の調査は、違法に埋められたドラム缶、汚泥、焼却灰などを確認することが目的です。調査で掘り出された有害物質は、そのまま除去します。約1億2000万円をかけ、12月15日までに約1万3000立方メートルを掘削します。

この日、作業員らは重機で埋め立て個所を掘り起こし、土砂などを1カ所に収集。ドラム缶などがあった場合、内容物をサンプリング調査します。これまでの調査で、処分場の約300メートル下流から基準の約280倍の総水銀が検出されていることから、処分場との因果関係も調べます。

この問題は、住民らの指摘で処分場を調査した平成11年に、硫化水素ガスが検出されたことから発覚。17年にはRD社による調査で、埋め立てが禁止されているドラム缶105本、1斗缶69本が発見されていました。

県は昨年12月、RD最終処分場問題対策委員会を立ち上げ、地下水汚染の拡大のおそれ▽処分場内で硫化水素ガスが発生▽焼却施設のダイオキシン飛散のおそれ-などの問題があるとして対策を協議。今年5~8月には処分場内12カ所、周辺4カ所でボーリング調査を実施し、埋められた廃棄物量が許可容量の1・8倍の約72万立方メートルにのぼるとの推計が、報告されています。

(10月31日付け産経新聞が報道)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000004-san-l25

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