◇不法・不当な条件下で働く仲間「一人一人の支援広げよう」--70団体、400人
非正規労働者や外国人労働者らを地域で支えている個人加盟の労働組合(コミュニティ・ユニオン)が一堂に会する「第19回コミュニティ・ユニオン全国交流集会」が9月29日、奈良市学園南3の学園前ホールで開幕しました。滋賀で支部を立ち上げ、外国人労働者を支援している「武庫川ユニオン」をはじめ、30日までの2日間で全国から約70団体、400人が参加。不法・不当な条件で働く労働者一人一人の支援を広げていこうと、決意を新たにしました(関連ニュース番号0709/92、9月22日)。
コミュニティ・ユニオンは、地域を拠点に、パートやアルバイト、派遣社員など、どんな立場でも一人から参加できる労働組合です。これまでに全国で約80団体が結成されています。交流会の今年の開催テーマは「人の世に熱あれ!ユニオン運動にパワーを」。奈良が創立の地の全国の宣言になぞらえました。
集会では、一人芝居で知られる女優、新屋英子さんが、在日朝鮮人オモニの半生を反戦、非差別の思いを込めて描く「身世打鈴(シンセタリョン)」の公演や、各地のユニオンの活動報告などを行いました。
最終日の30日は、奈良市登大路町の県文化会館ホールで「外国人労働者」「メンタルヘルス」などをテーマにした12の分科会を開きます。
(9月30日付け毎日新聞が報道)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070930ddlk25040378000c.html