関西電力が、定期検査などで停止している福井県内の原発7基のうち、出力が最大の大飯原発3号機を最初に再稼働することを目指し、国が求める安全評価の1次評価をほぼ終えたことが15日、分かった。早ければ9月中にも経済産業省原子力安全・保安院に提出する方針だ。
大飯3号機は、出力が118万キロワットと関電の原発で最も大きく、営業運転開始は1991年と2番目に新しい。老朽化が問題になりにくいことなどから、1次評価を先行して進めていた。
関電の原発は11基中7基が停止し、再稼働が認められなければ、定検で年末までにさらに3基、来年2月までに全てが止まる見込み。関電は冬場の電力不足を回避するため、1次評価を早期に提出して再稼働のプロセスを進めようとしている。
ただ、保安院は9月15日、電力各社に緊急安全対策の報告書を再点検して28日までに報告するよう求めており、関電の1次評価提出はそれ以降になる可能性が高い。
地元の福井県は、東京電力福島第1原発の事故をふまえた安全基準の策定を求めており、再稼働の時期は依然不透明だ。
大飯3号機は、今年3月に始めた定期検査がすでに終了し、再稼働を待っている状態。ほかに1次評価を実施しているのは大飯1号機、美浜1、3号機、高浜1号機の4基だが、いずれも1970年代に営業運転を始めた原発で、老朽化が問題になる可能性がある。
(9月16日付け福井新聞・電子版)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/30442.html
大飯3号機は、出力が118万キロワットと関電の原発で最も大きく、営業運転開始は1991年と2番目に新しい。老朽化が問題になりにくいことなどから、1次評価を先行して進めていた。
関電の原発は11基中7基が停止し、再稼働が認められなければ、定検で年末までにさらに3基、来年2月までに全てが止まる見込み。関電は冬場の電力不足を回避するため、1次評価を早期に提出して再稼働のプロセスを進めようとしている。
ただ、保安院は9月15日、電力各社に緊急安全対策の報告書を再点検して28日までに報告するよう求めており、関電の1次評価提出はそれ以降になる可能性が高い。
地元の福井県は、東京電力福島第1原発の事故をふまえた安全基準の策定を求めており、再稼働の時期は依然不透明だ。
大飯3号機は、今年3月に始めた定期検査がすでに終了し、再稼働を待っている状態。ほかに1次評価を実施しているのは大飯1号機、美浜1、3号機、高浜1号機の4基だが、いずれも1970年代に営業運転を始めた原発で、老朽化が問題になる可能性がある。
(9月16日付け福井新聞・電子版)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/30442.html