滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【1109/21:野田新内閣】「バランスとれた配置」 野田内閣発足、県内政財界

2011-09-02 23:22:48 | Weblog
 野田内閣が発足した9月2日、滋賀県内の自治体や経済団体の関係者からは、「バランスのとれた人材配置」として、震災対応など内閣が直面する課題の早期解決を求める声が上がった。滋賀1区選出の川端達夫氏の総務・沖縄北方担当相就任にも期待する声が寄せられた。

 嘉田由紀子知事は「バランスのとれた配置だ。衆参ねじれの中で難しい国会運営になると思うが、全員野球でできるだけ早く成果を出していただきたい」と求めた。

 川端氏については「地域主権改革は総務相のリーダーシップが大変重要。県や関西広域連合で出先機関改革を申し上げているのでぜひ力を発揮していただきたい」とし、原発事故担当相と環境相を兼務する滋賀県出身の細野豪志氏にも「県は潜在的な放射能汚染リスクを抱えている。若狭の問題を含め、直接県の思いを伝えていきたい」と期待した。

 県市長会長の目片信大津市長は新内閣について「少子高齢化の時代だからこそ子どもや高齢者に対する政策の充実のほか、道路や河川関連の十分な予算配分もお願いしたい」と語り、川端氏にも「地元選出で身近に感じる。地方自治体は総務省の所管が多いので期待したい」と歓迎した。

 また、滋賀経済同友会の桂賢代表幹事は「党内抗争を卒業するための挙党体制づくりに腐心したあとが見え、バランスがとれた内閣だ。震災からの復興、原発問題の解決にスピード感を持って取り組んでほしい。産業界は大変厳しい状況にあり、エネルギー問題を早く解決しないと日本経済は成長できない」と話した。

 民主党県連の出原逸三幹事長は川端氏の入閣に「人の話を聞く耳を持っており、地方を元気にする地域主権改革に、国と地方がしっかり協議する形で取り組んでくれる」と声を弾ませ、沖縄の米軍普天間飛行場移転問題についても「(文部科学相として)鳩山内閣の一員でもあったので、一連の経緯を踏まえてしっかり対応できると思う」と力を込めた。

(9月2日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110902000109


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