◇新規事業「こども園整備」など
守山市は19日、09年度の当初予算案を発表した。「不況で企業や市民が苦しい時こそ行政からお金を還流する」(山田亘宏市長)との考えから、一般会計は209億7000万円(前年度当初比2・5%増)と過去5年間で最大規模の積極型予算。特別、企業会計を合わせた総額は404億8697万円(同2%増)。
歳入は、市税全体で124億2135万円(同1・1%増)。不景気で法人市民税が14億2600万円(同19・9%減)に落ち込むとしたものの、人口増による個人市民税の伸びや、ショッピングセンター「ピエリ守山」やキヤノンマシナリー社の工場の進出による固定資産税増を見込んだ。地方交付税は9億6400万円(同11%減)。
歳出は、人件費が前年度比2・8%増、社会保障関連の扶助費が同4%増と伸びたため、義務的経費は105億5989万円(同1・4%増)。緊急経済対策として公共事業を積極的に行うため、投資的経費は22億6654万円(同6・3%増)となる見通し。
主な新規事業は、守山小・守山幼稚園の合同改築の設計委託7800万円▽民間認定こども園誘致92万円▽小津認定こども園整備4億6773万円▽中心市街地活性化のための施設整備など9497万円。【南文枝】
(2月20日付け毎日新聞電子版:同日付け朝日なども報道)
http://mainichi.jp/area/shiga/archive/news/2009/02/20/20090220ddlk25010437000c.html