■米原市、返済延期申し入れ /滋賀
◇金融機関に市
滋賀統合物流センター(SILC)構想の破綻で、広大な予定地を所有する米原市は9月22日、新たな企業誘致にめどが立たず、返済期限が迫った用地買収の借入金約20億円の期限延長を金融機関に申し入れたことを明らかにした。記者会見で泉峰一市長は「県とも協力し、早急に企業の誘致を図りたい」と話した。
同市磯・梅ケ原の予定地(約11・6ヘクタール)に滋賀統合物流センターをつくる構想は、運営会社「シルク」(大阪市)の撤退などで破綻。米原市には用地買収の借入金約25億円が残った。同市は金融機関に約5億円を返済して利子が膨らむのを抑えながら、新たな企業を公募。物流不動産業の1社(東京)から分譲用地9区画のうち、8区画購入の申し出があったが、契約には至らず、借入金の返済期限が今月末に迫っていた。
市都市振興局は「申し出の企業が東日本大震災の影響を受けたこともあり、契約には至らなかった。金融機関には約半年間の返済期限の延長をお願いしており、協議中」と説明。泉市長は「この物流センター構想を変えるつもりはない。県とも連携し、物流関係の新たな企業の誘致に取り組む」と話した。「企業誘致のめどが立たなければ、(約25億円は)市財政の損失になる」との質問には、「早急にめどをつける」と答えた。【桑田潔】
【関連ニュース番号:1109/209、9月23日;1109/192、9月21日など】
(9月23日付け毎日新聞・電子版:24日付け読売・電子版なども報道)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110923ddlk25010467000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110923-OYT8T00698.htm
◇金融機関に市
滋賀統合物流センター(SILC)構想の破綻で、広大な予定地を所有する米原市は9月22日、新たな企業誘致にめどが立たず、返済期限が迫った用地買収の借入金約20億円の期限延長を金融機関に申し入れたことを明らかにした。記者会見で泉峰一市長は「県とも協力し、早急に企業の誘致を図りたい」と話した。
同市磯・梅ケ原の予定地(約11・6ヘクタール)に滋賀統合物流センターをつくる構想は、運営会社「シルク」(大阪市)の撤退などで破綻。米原市には用地買収の借入金約25億円が残った。同市は金融機関に約5億円を返済して利子が膨らむのを抑えながら、新たな企業を公募。物流不動産業の1社(東京)から分譲用地9区画のうち、8区画購入の申し出があったが、契約には至らず、借入金の返済期限が今月末に迫っていた。
市都市振興局は「申し出の企業が東日本大震災の影響を受けたこともあり、契約には至らなかった。金融機関には約半年間の返済期限の延長をお願いしており、協議中」と説明。泉市長は「この物流センター構想を変えるつもりはない。県とも連携し、物流関係の新たな企業の誘致に取り組む」と話した。「企業誘致のめどが立たなければ、(約25億円は)市財政の損失になる」との質問には、「早急にめどをつける」と答えた。【桑田潔】
【関連ニュース番号:1109/209、9月23日;1109/192、9月21日など】
(9月23日付け毎日新聞・電子版:24日付け読売・電子版なども報道)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110923ddlk25010467000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110923-OYT8T00698.htm