大津地方法務局人権擁護課は09年の県内の人権侵害状況をまとめ、家族間の暴行や虐待が67件(前年43件)に増加したと発表した。
いじめや差別待遇など、人権侵害に関する総受理件数は318件(同319件)と前年とほぼ同じだったが、「暴行・虐待」が80件(同47件)に急増。うち67件は相手が夫婦や親子など、家族によるものだった。
同課によると、60代の男性が一人暮らしの90代の母親から通帳や年金などを取り上げ、介護保険サービス利用料や電気、水道料金などを滞納する経済的虐待もあったという。デイサービス担当者が通報して発覚した。
藤野一郎課長は「介護者が身内の場合、高齢者への虐待は表面化しにくい。潜在的な虐待も多いはず」と話し、積極的な情報提供を呼びかけている。情報提供や相談は同法務局(077・522・4673)へ。【前本麻有】
(3月31日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100331ddlk25040593000c.html
いじめや差別待遇など、人権侵害に関する総受理件数は318件(同319件)と前年とほぼ同じだったが、「暴行・虐待」が80件(同47件)に急増。うち67件は相手が夫婦や親子など、家族によるものだった。
同課によると、60代の男性が一人暮らしの90代の母親から通帳や年金などを取り上げ、介護保険サービス利用料や電気、水道料金などを滞納する経済的虐待もあったという。デイサービス担当者が通報して発覚した。
藤野一郎課長は「介護者が身内の場合、高齢者への虐待は表面化しにくい。潜在的な虐待も多いはず」と話し、積極的な情報提供を呼びかけている。情報提供や相談は同法務局(077・522・4673)へ。【前本麻有】
(3月31日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100331ddlk25040593000c.html