滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【1106/201:原発問題】「安全の根拠わからず」 滋賀知事が原発再稼働要請で国を批判

2011-06-22 02:30:15 | Weblog
 原発が集中する福井県に隣接する滋賀県の嘉田由紀子知事は6月21日の定例会見で、「(浜岡原発以外は)安全という根拠が全くわからない」と国を批判し、再稼働に反対する姿勢を明らかにした。

 嘉田知事は「原発への不安は福井県の西川一誠知事と共有している」と強調。そのうえで、「県は琵琶湖の水質保全に何十年も努力を積み上げてきたが、福井で原発事故があったら一巻の終わりだ」と述べた。

 滋賀県は福島第1原発の事故後、平成13年に定めた県原子力防災計画に住民避難の記述がないことから見直しに着手している。嘉田知事は、見直し作業を進める検討委員会のメンバーとともに22日に関西電力美浜原発(福井県美浜町)と日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(同県敦賀市)を視察することも明らかにした。

【関連ニュース番号:1106/199、6月22日】

(6月21日付け産経新聞・電子版。22日付けその他各紙も報道)

http://sankei.jp.msn.com/region/news/110621/shg11062122120007-n1.htm

【原発:再稼働要請 知事反発「論拠が不明」 きょう「美浜」初視察】

 嘉田由紀子知事は21日、海江田万里経済産業相が18日に原発再稼働を地元自治体に要請する方針を示したことについて「大臣が安全と言っても、信じられない」と述べ、改めて脱原発を唱えた。

 嘉田知事は21日の定例会見で、原発が集まる若狭湾岸への「三つの不安」として(1)浜岡原発以外は安全という論拠が不明(2)福島第1原発が津波の前に地震で損傷した可能性(3)老朽化--を挙げ、海江田経産相の方針に不信感を示した。その上で「技術の問題ではなく、価値観の選択。できるだけ早くハイリスクな原発をやめてほしい」と、原子力に依存した現行のエネルギー政策の転換を求めた。

 また、嘉田知事は22日、福島第1原発事故に伴う県地域防災計画の見直しに向け、福井県の関西電力美浜原発と日本原子力研究開発機構の「もんじゅ」を視察する。滋賀県知事の原発視察は初めて。

 安全対策の現状を把握するのが狙いで、京大原子炉実験所の高橋知之准教授ら、計画見直し検討委員会の委員3人と発電所内などに入る。【姜弘修】

(6月22日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110622ddlk25010451000c.html




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