滋賀県は6月21日、電力不足の懸念がある今夏に向けた具体的な節電対策「夏の節電クールアクション2011」を発表した。関西電力による原則一律15%の節電要請とは一線を画し、電力需要のピークカット対策に重点を置くとともに、景気への影響を避けるため基本的に工場などの産業界には節電を求めない。22日から始まる関西広域連合の節電対策重点キャンペーンで県民に協力を呼びかける。
家庭やオフィスには、エアコンの28度設定やよしずなどを使った日差し対策、冷蔵庫やテレビの省エネルギーモード設定などを求めた。「家族そろって節電クールライフを楽しもう」と題して、家族が同じ部屋に集まって過ごすことや一家での夕涼みなども盛り込んだ。図書館や美術館など公共施設の利用も一例に挙げた。
県庁では6月から節電対策を先行実施しているが、22日からはエレベーターの一部運行停止やオフィス機器の1時間程度の利用停止、廊下の消灯などを追加する。7月1日からはピークカットのために下水道施設の運転時間変更や照明のさらなる利用縮小も行う。すべての対策によって県関係の電力需要のピークを例年に比べ15%以上抑制できると見込んでいる。
関電の要請との違いについて、嘉田由紀子知事は25日の関西広域連合委員会で関電と協議する方針を示した。その上で「全体で15%の節電には反対している。調整できない場合は両論併存ということになる」と述べた。
(6月21日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110621000128
家庭やオフィスには、エアコンの28度設定やよしずなどを使った日差し対策、冷蔵庫やテレビの省エネルギーモード設定などを求めた。「家族そろって節電クールライフを楽しもう」と題して、家族が同じ部屋に集まって過ごすことや一家での夕涼みなども盛り込んだ。図書館や美術館など公共施設の利用も一例に挙げた。
県庁では6月から節電対策を先行実施しているが、22日からはエレベーターの一部運行停止やオフィス機器の1時間程度の利用停止、廊下の消灯などを追加する。7月1日からはピークカットのために下水道施設の運転時間変更や照明のさらなる利用縮小も行う。すべての対策によって県関係の電力需要のピークを例年に比べ15%以上抑制できると見込んでいる。
関電の要請との違いについて、嘉田由紀子知事は25日の関西広域連合委員会で関電と協議する方針を示した。その上で「全体で15%の節電には反対している。調整できない場合は両論併存ということになる」と述べた。
(6月21日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110621000128