県内の保育所に入れない入所待機児童数が、4月1日現在で241人にのぼっていたことがわかりました。
県が各市町の待機児童を調べた結果です。過去最高だった前年度同期よりも56人減りましたが、「待機児童ゼロ作戦」(2004年までの3年計画)が始まった2002年(119人)と比べると、倍以上の状態が続いています。
市町別では、住民の運動などから民間認可保育所が新設された大津市や近江八幡市で大きく減ったものの、定員増がなかった東近江、野洲の両市まどで待機児童が増加しています。
大津市でも7月1日現在の待機児童数は108人(昨年同期122人)に急増しており、国と県による財源対策を含めた抜本的対策が急がれます。
■県内の保育所待機児童
市町 2007年4月 2006年4月
大津市 48 86
彦根市 22 38
長浜市 32 31
近江八幡市 36 74
草津市 47 47
守山市 0 4
甲賀市 0 2
野洲市 26 12
湖南市 5 2
東近江市 25 0
安土町 0 1
合計 241 297
*大津市や近江八幡市は民間保育所の新設により減少
(7月22日付け滋賀民報が報道)