goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

ペットと共存するイエ現場日記 131212

2013-12-13 08:46:05 | 今日の現場
 今年の4月に設計依頼を受け粛々と計画を進めていたペットと共存するイエ。9月に工事契約を交わし、10月中旬に地鎮祭を行った。そしてこの日、めでたく上棟式と相成った。

    

 二転三転あったこの計画も、ここまで来たというのが率直な感想。クライアントも工事が始まってからは毎日が楽しくてしょうがないと言う。薪ストーブの設置と飼っている犬や亀のペット類との共存がテーマ。

 この日は、内陸地方では雪が結構積もったようだが、酒田は薄ら積もった程度で殆どが溶けて消えてなくなった。上棟式の時には雨、雪、強風と、この時期の酒田の気候がいっぺんに集中した。とても寒かった…。しかし、上棟式は滞りなく終了。餅も2階部分から撒いた。

 春に完成を迎える予定だが、この厳しい冬の気候の中余談は許されない。春にクライアントの笑顔を見るためにも、私と初めてのコンビとなる施工業者、職人さんと協力して工事を見守って行きたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実行委員会打ち上げ

2013-12-11 08:49:04 | PTA・地域活動
 先日の土曜日、同窓会の実行委員会で打ち上げを行った。出席者は総勢20名。残念ながら仕事の都合等々で参加できなた人もいたが、このぐらい集まれば大盛会である。

 同窓会当日は、3役、クラス担当、受付、司会、応援団、出席集約、2次会、3次会担当…で頑張ってくれた面々である。当日だけでなく、1年前から企画構成、準備で汗をかいてくれたみんな。この日は1年前からの準備にまで遡って祝杯を上げた。

 途中から、カメラマンをしてくれたOが登場し、数枚当日の写真をプリントして来てくれた。写真を見ながらまた話が盛り上がる。もう際限なく飲んで食べてしゃべって、いつの間にか1次会終了の時間は過ぎていた。1次会の最後の締めには同窓会当日のにわか応援団の登場。応援歌を高らかに歌い上げ1次会を締めくくった。

    

 20名がそっくりそのまま2次会へ。2次会に移っても話は尽きない。ただ、3年間同じ空気を吸っていただけなのに、同じ青春時代を過ごしただけなのに、いざとなるとこれだけ結束して、大仕事ができるのだ。それが同級生ってものなのかもしれない。

 東京時代は彼ら彼女らと会うこともなかった。東京にいる同級生も大分いたのだが、仕事に追われ会うことすら、連絡を取ることもなかった。同級生ってつくづくいいなと感じた夜。3次会会場でふと時計を見ると2時を回ってた。急いでタクシーを呼んで家路に着いた。

 そして昨日は、もう一人のカメラマンIが事務所に寄ってくれた。打ち上げも残念ながら出席できなかった彼。事務所に、当日の応援団DVDと写真を持ってきてくれた。

 この同窓会を通じて同級生の面々と密に一体になれた。同級生のみんなありがとう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水平にのびるイエ 今日引渡し

2013-12-09 08:43:05 | 建築つれづれ…
 12月7、8日の土日に「水平にのびるイエ」のオープンハウスを開催しました。私宛に申し込みのがあったのが4組。クライアント側からは親戚や知人がお見えになられました。ご来場くださった方々、大変ありがとうございました。

 オープンハウスも無事終え、あとは残工事、是正工事を処理するのみとなり本日引渡し。引渡しと同時に、即引越し。

 クライアントと最初にあったのが2年ちょっと前。奥さんの実家近くに家を建てたいと飛び込みでメールをもらったのが最初であった。考えている土地があり、その土地で私は提案をした。手応えはあったのだが、諸般の事情でその土地を手に入れることができなかった。

 それから土地探しに約1年を費やし、奥さんの実家から道路を挟んで3件目の土地を購入。家づくりの再スタートとなる。再提案、設計契約、工事契約を経て1年3ヶ月ほど掛かっただろうか。今ここに、クライアントと私の2人3脚の夢の旅が終わりを告げる。

 これからは2人3脚とはいかないが、家族4人でもうひとつの夢を、このイエで積み重ねて行ってもらいたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頑張る背中に…

2013-12-06 10:34:05 | 建築つれづれ…
 先日、といっても1ヶ月以上も前のことなのだが、とある女性と再び連絡を取った。彼女、独立に向けて頑張っています。独立する為、私に相談しに来たのは今年の春。自分のお店を出したいというのだ。私は彼女のお店の提案をすることに。

 小ちゃな小ちゃなお店、10坪もない。こういう小ちゃな店舗も、手作り感がストレートに出て面白い。自分も6年前に独立した身、彼女の手助けにと背中を押したい気分だった。提案は我ながら面白い案になり、図面やスケッチを描いていても、模型を作っていてもなんだかワクワク。

 プレゼンの時、彼女の顔が晴れやかな、希望に満ちた笑顔になったことを覚えている。そしてその笑顔が難しい顔に変わったことも。予算超過なのだ。彼女の考える予算とかけ離れていた。案自体は相当気に入ってくれたようだった。そこだけに私は望みを繋いでいたのだが、後日どうしても予算的に厳しいと断りの連絡をもらった。

 独立って、希望もあるけど、何んの保証もなく、この先のことが不安に感じるものである。借金を抱えマイナスからのスタートになる訳だから。私もそうであったように…。ヒアリングの時も、プレゼンの時も、私の独立時のことを彼女にストレートに伝えた。私に共感を持ってくれたであろう彼女は、断りの連絡の時にお店ができたら案内状を送ると約束してくれた。

 それから半年、彼女と連絡は取ってなかった。そんなある日、彼女が夢の実現に向けて頑張る姿を再び知ることになる。

 彼女に連絡を取ると、いつもの感じで明るく返事が返ってきた。「オープンの時には必ず案内状出します。図々しいですかね?」と添えて。無論、私の返事は、「図々しくなんかないよ。喜んでお店に行きますよ」と。ビジネスには繋がらなかったが、頑張ってる彼女を知って自然と笑顔になる自分がいた。

 腐らず、奢らず、卑屈にならず、前向きに頑張っている姿ってみんなが応援するもの。自分も独立時代に思いを馳せ、また頑張らねばと再認識。陰ながら彼女の独立を見守っていきたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月と暮らす庵現場日記 131202

2013-12-04 08:25:05 | 今日の現場
 先月に地鎮祭を終えた月と暮らす庵。いよいよ本格的に工事が始まった。先週に設計GLの設定を行い丁張りをかけた。そしてこの日は杭工事。

 酒田市内は、昔からある市街地付近と最上川南岸ぐらいしか地盤のいい場所はない。田んぼを切り開いて住宅地が広がっていった酒田市。今回の敷地も以前は田んぼだったと推測される土地。設計時から地盤調査結果は良くなく、地盤補強が余儀なくされていた。

 1本3.5mの既製コンクリート杭を77本設置していく。手際よくセットしていく作業員。1日でセット完了である。

    

 これから冬へと向かうが、年内には基礎工事完了の予定。一番寒い2月の時期に上棟を迎える予定だが、雪の中での建て方工事ということで細心の注意を払って欲しいところ。

 厳しい冬を乗り越え、待ち遠しい春がやって来た先に夢の旅は終焉を迎える。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする