徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

今は無き、設計事務所アルアル。

2015-03-18 08:27:08 | 建築つれづれ…
 先日工事契約を交わした某施設の改修工事。準備工事~解体工事~本格的な改修工事と進むスケジュール。今は準備工事の段階。

 先日施工会社から施工図が手渡された。渡された図面はA1サイズ9枚の代物。

 

 いやはや、最近めっきりA1サイズの図面とお目にかかっていなかった。一人でやるようになってからは初めてかもしれない。9年ぶり…?こうやってA1図面をテーブルに広げると、こんなに大きかったかなと…。若い頃は図面といえばA1サイズしか扱ったことが無かったのであるが…。

 この施工図も、チェックしていくと次第に赤くなっていく。若い頃に聴いたことがある。昔は手書きの時代。上司に描いた図面のチェックを依頼すると、原図に赤ペンでチェックをされ真っ赤っかになったという逸話。

 この話、「真っ赤っか」のところに食いついてはいけない。「原図に」というところがミソ。

 原図に赤チェックということは赤チェックの線はもちろん消えない。従って最初から書き直しということである。三日三晩、いや一週間共にして仕上た図面がまた一から、泣きながら描き直し…。設計事務所アルアル。

 今は全てパソコン=CADを使い図面を描くのでこんなことも無い訳だが、私の若い頃はこんな話しょっちゅう。さすがに今の時代、パソコンのモニターにチェックするわけにはいきません。ちなみに私は、原図にチェックされたことはさすがに無し。

 さて、私のチェックした施工図、「真っ赤っか」とまではいかなかったようです。
コメント
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