徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

新潟償い行脚-1

2015-03-09 08:59:36 | 建築つれづれ…
 3月7日(土)雪が無く快晴のこの日、私は新潟へと向かった。目的は色々とあったが、当初から予定していたのは研究室のOB会に出席の為。

 しかし、急遽目的の一つに突然加えなければならなかった悲しい知らせ…。研究室の先生の奥様が亡くなられた。

 私は研究室の同期Hと新潟駅で待ち合わせ。私の車に彼をピックアップし先生の自宅に向かう。

 

 26年前、大学近くのアパートに住んでた先生と奥様。よく研究室のメンバーで押しかけ、奥様の手料理とお酒をご馳走になった。そんな我々にいやな顔一つせず笑って対応してくれた奥様。

 当時は先生も若く、私たちとそんなに年が違わなかった。だからか、先生にはよくひどい発言をしてたものだ。反抗ばかりして、文句ばかり言ってたどうしようもない生徒。

 卒業すると仕事の忙しさに格好付けて、全くといっていいほど新潟には足を向けなかった。社会人となっても先生と奥様にも挨拶すらすることも無かった悪い教え子。

 3年前に初めて研究室のOB会なるものが開催された。できの悪い生徒は、不義理をしていたことを改めるためにOB会に参加。そのOB会に何と先生の奥様も出席されていた。奥様は私のことも覚えていてくれて、懐かしい当時と変わらない笑顔がそこにはあった。

 

 車中同期Hと、先生のことや奥様のこと懐かしく話した30分程はあっという間だった。先生の自宅に着き線香を上げさせて頂いた。そんな学生時代のことが数々思い浮かんでは、不義理をしてしまっていたことを心の中で侘びる私。

 闘病生活2年半。奥様、ごゆっくりお休みになって下さい。ご冥福をお祈りします。そして先生、気を落とさずに…。また新潟まで顔見に行きます。
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